北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」第82号
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□ —「ホッカイドウ」の「アグリ」に関する「ホカホカ」情報を—
□□□□ 北海道農政事務所メールマガジン『ホカグリ通信』
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□□□□□□□□ 農林水産省北海道農政事務所
□ □□□□□ https://www.maff.go.jp/hokkaido/merumaga/index.html
□ □□ 令和4年5月31日発行 vol.82
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<目次>
【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆ 「"原木しいたけ"の良さをひろくつなげる」 正脇 健次さん(新得町)
【3】地方参事官こぼれ話 函館地域拠点 齋籐 繁雄
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■□■□■□■□■□<1.ホ カ グ リ 情 報 局 >■□■□■□■□■□■
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(1)北海道の生産現場と食に役立つ情報をホームページで発信しています。
▽北海道農政事務所は、「みどりの食料システム戦略」に関する情報をまとめたWebページを開設しました。補助事業やパンフレット等の施策に関する情報だけでなく、道内の取組事例や、有機食品を購入できる店舗など、生産現場と食に役立つ情報を掲載しています。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/midori/top.html
5月2日、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律」(通称、「みどりの食料システム法」)が公布されました。
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/index.html
(2)令和4年度インターンシップを開催いたします。
▽北海道農政事務所は、学生の学習意欲を喚起し、高い職業意識を育成するとともに、農林水産業、農山漁村及び農林水産行政に対する理解を深めてもらうことを目的とし、インターンシップの受け入れ学生を募集いたします。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/soumu/jinji/220523intern.html
対象者:大学(短期大学を含む。)、大学院、その他の教育研修施設(以下「大学等」という。)の学生のうち、学生が所属する大学等から推薦された学生。ただし、次のいずれかの事項に該当する者は実習生となることができません。
(ア)日本国籍を有さない者
(イ)正当な事由なくして大学等を休学している者
受入期間:令和4年7月4日(月曜日)から令和4年9月30日(金曜日)まで1週間程度
実習時間:原則、平日午前9時から午後4時30分まで
応募締切:令和4年6月22日(水曜日)当日消印有効
(3)北海道の農林水産業の概要(令和4年版)を取りまとめました。
▽農林水産省は、各都道府県の特徴・取組、主な農林水産物、産地、農林水産業に関する統計データを取りまとめましたのでお知らせいたします。この中に、北海道の農林水産業の概要も掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tiho/todouhuken_gaiyou.html
(4)経営所得安定対策等における農林水産省共通申請サービス(eMAFF)導入のお願い
▽農林水産省は、農林水産省共通申請サービス(以下「eMAFF」という。)による各種申請の電子化を推進しています。
経営所得安定対策等の申請窓口となる地域農業再生協議会におかれましては、申請者の電子申請を可能にするという観点からも、eMAFFの導入についてご理解とご協力をお願いいたします。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/suishin/keieiantei/keiei_antei/attach/pdf/index-3.pdf
eMAFF導入に係る諸手続についてご不明な点は、以下のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
〇お問い合わせ窓口
北海道農政事務所各地域拠点 経営所得安定対策担当
電話番号:0120-38-3786
対応時間:平日8時30分から17時15分
(5)令和3年度食料・農業・農村白書を公表しました。
▽「令和3年度食料・農業・農村白書」が5月 27 日に閣議決定されました。「令和3年度食料・農業・農村白書」では、「新型コロナウイルス感染症による影響が継続」、「みどりの食料システム戦略に基づく取組が本格始動」や「農林水産物・食品の輸出額が1兆円を突破」等をトピックスとして取り上げています。
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo04/220527.html
(6)令和3年度食育白書を公表しました。
▽「令和3年度食育白書」が5月31日に閣議決定されました。「令和3年度食育白書」では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における食育の取組を紹介するとともに、特集として「食と環境の調和」を取り上げ、私たちの生活に身近な食と環境との関わりなどについて紹介しています。
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/220531.html
(7)原油価格・物価高騰等総合緊急対策(農林水産関係)について
▽農林水産省は、原油価格・物価高騰等総合緊急対策のうち、農林水産関係の事業を取りまとめましたのでお知らせいたします。
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yobihi.html
(8)「センサスからみた北海道農業」〜2020年農林業センサス結果より〜の公表について
▽北海道の農業経営体数、経営耕地面積、基幹的農業従事者数等について、グラフを用いて都府県と比較したほか、地域や振興局別の特徴を分かりやすく解説しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/press/toukei/kikaku/220531.html
(9)農作業中の熱中症対策について
▽農作業中の熱中症による死亡事故は、気温が30℃を超える夏場だけでなく、比較的農作業がしやすい時期でもビニールハウス内等で発生しています。そのため、水分と塩分のこまめな補給や休憩をとることが、大変重要です。
スマホ用アプリケーション「MAFFアプリ」を登録しますと、気象庁から熱中症警戒アラートが発表された際に通知が来ますので、熱中症対策に活用できます。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/maff-app.html
(10)「令和4年農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催しています。
▽農林水産省は、4月27日から6月27日までの間、農作業安全に対する国民意識の醸成及び効果的な推進を図ることを目的とした「農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催しています。
優秀な作品については、「秋の農作業安全確認運動推進会議」で表彰するとともに、農林水産大臣賞受賞作品については、農林水産省で作成する秋の農作業安全確認運動のポスターデザインに採用します。
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/220427.html
(11)統計情報
〇「令和3年海面漁業・養殖業生産統計 (北海道・概数)」を公表しました。
北海道においては、7年ぶりに海面漁業・養殖業生産量が100万トンを超え、また海面漁業漁獲量と、養殖業収獲量ともに全国1位を記録しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/index.html#gyosei
◯北海道の農林水産基本データ集を更新しました。
http://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/kihondata/kihondata.html
(12)BUZZ MAFF『なまらでっかい道』をご覧ください。
▽農林水産省は、我が国の農林水産物の良さや農林水産業、農山漁村の魅力を伝えるため、職員がスキルや個性を活かして、省公式YouTubeチャンネルで情報発信をしており、北海道農政事務所でも「なまらでっかい道」というチームが発信しています。
5月発信動画
【卒業試験】チカちゃんは、この後、なんと言ったでしょう!
https://www.youtube.com/watch?v=UfOn2ja6GuA
噛んだら映れない!?過酷な歓迎会を開催しました。
https://www.youtube.com/watch?v=gDOlbXP4YG0
○BUZZ MAFF『なまらでっかい道』のwebページ
https://www.maff.go.jp/hokkaido/buzzmaff/index.html
(13)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をご覧ください。
▽「aff(あふ)」は、消費者の皆さん、農林水産業関係者の皆さん、そして農林水産省を結ぶウェブマガジンです。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
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■□■□■□■□■< 3.現 場 の き ら 星 ☆ >■□■□■□■□■
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★今月のきら星・・・「"原木しいたけ"の良さをひろくつなげる」
正脇 健次(まさわき けんじ)さん(新得町)
北海道十勝管内新得町で、原木しいたけの独自ブランド「サホロ椎茸」を立ち上げ、原木しいたけの生産再興を目指している正脇健次さんにフォーカスします。
神奈川県出身の正脇さんは、医療系民間企業での勤務を経て、5年ほど前に家族5人で新得町に移住し、新得町の地域おこし協力隊員の原木しいたけの生産推進担当として3年間携わり、その後、新得町しいたけ生産組合で、栽培方法の技術指導を受けて独立しました。
サホロ椎茸の栽培は、ミズナラの原木に椎茸菌を植え付け、林の中でほだ化(原木の中に菌糸をまん延させ、菌糸内に養分を蓄積させること)させます。良い活着(植菌した菌糸が原木に移り、成長し始めること)を図るための「仮伏せ」や、良い腐朽(ふきゅう)を促すための「本伏せ」、「天地返し」などの作業を行い、丈夫なほだ木を作ります。その後、ほだ木をビニールハウス内に移動させ、湿度管理に気をつかうなど、ほだ木と対話しながら収穫の時を待ちます。
正脇さんは現在、生産組合を通じてスーパー等に出荷するほか、ネット販売を行っており、購入者からは、「サホロ椎茸は味も濃く、そのまま焼いて醤油や塩でいただいても美味しいが、シチューや炊きこみご飯でも濃厚な食感を楽しめる」という声も届くとのこと。
ご自身が作成したホームページに、「しいたけ料理」のコンテンツも立ち上げており、数々の料理がプロ級の写真で紹介されています。趣味の写真を生かした、ホームページやSNSによる情報発信は、好評を得ており、また、栽培を行う林に隣接する直売所でもこれらの写真を見ることができます。
原木しいたけの栽培は、菌床栽培に比べて自然環境に左右され、手間がかかること、また、原木を供給する側の人手不足などを背景に、新得町内で、最盛期に十数戸あった生産組合所属の生産者が、今では4戸のみとなっている状況です。
「自社ブランドを通じて、新得町の原木しいたけの良さを広くつなげるため、現在、栽培している品種(5K-16)と栽培方法を未来に残していきたい」と話す正脇さんの歩みはつづきます。
Webサイト:【サホロ椎茸】で検索(https://snowfull.net/index.htm)
Instagram : https://www.instagram.com/67snowfull/
LINE公式 : https://lin.ee/CPtJ76K
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■□■□■□■□■□■<3.地方参事官こぼれ話>■□■□■□■□■□■
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★今月の地方参事官・・・函館地域拠点 齋籐 繁雄
函館勤務も2年目に突入しました。先日、対照的な2つの生産法人と意見交換をしてきましたが、まだまだ知らないことばかりです。
函館市の農事組合法人では、函館の漁協が廃棄していた昆布根や函館競馬場から出る馬糞を元肥にし、太くてみずみずしいグリーンアスパラを生産しています。「なぜこんな立派なものができるのか」と会長に伺ったところ、「先人がどのように栽培してきたか、うまくいかなかったら昔に還ることが重要。豊富な地下水と、それ以外は企業秘密」とのことでした。このグリーンアスパラは、都内の大手高級スーパーや地元のスーパーでも買うことができます。
上ノ国町の大規模なトマトの植物工場では、地域エネルギーである温泉熱を利用して化石燃料使用削減と脱炭素に取り組んでいるほか、LPGガス利用で排出した二酸化炭素をトマトの光合成に使用するなど二酸化炭素を排出しない取組を実施しています。今後、冬場の日照時間の短い日本海側特有の気候をLEDライトで補い、単収アップを図る予定だそうです。社長は「いかにエネルギーコストを下げ生産性を上げるかが鍵であり、いずれはオランダの生産性を上回ることが目標」と力強くおっしゃっていました。管内にこんな最先端な植物工場があるとはこれも驚きでした。
道南地域は、北海道農業の縮図とも言われ、多様な農業が展開されていますが、こんなところにこんなものがみたいなものが多くあります。昨年度はコロナ禍もあり、なかなか思うように現場に出向くことができませんでしたが、今年度は時間の許す限り「こんなびっくり」を探したいと思っています。
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▽北海道農政事務所の各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の取組や身近な情報の発信などを行っていますので、ぜひご覧ください。
○札幌地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/index.html)
○函館地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/index.html)
・北斗市の有機農業者との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220419_hokuto_yuukinougyou.html
・上ノ国ワイナリーとの意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220420_kaminokuni_wainarii.html
・農事組合法人函館つるの生産組合との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220421_hakodateturuno_seisannkumiai.html
・株式会社寅福との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220420_torahuku_ikenkoukan.html
・函館市「市民の地酒づくりプロジェクト」がスタート
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220522_jizakedukuri_project.html
○旭川地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/index.html)
・新十津川町ロボットトラクタ見学会
https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/photorepo/gennba/robotora.html
・北海道神宮神饌田(しんせんでん)で御田植祭(おたうえさい)
https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/photorepo/huukei/20220511_otauesai.html
○釧路地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/index.html)
・農林水産省「消費者の部屋」で釧路・根室地域をアピールしました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220418_syouhisyanoheya.html
・農林水産省畜産局と釧路・根室地域JA組合長等との意見交換が開催されました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220428_chikusan.html
・空を泳ぐ「鮭のぼり」とサケ稚魚放流式
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220506_sa-mon.html
・あっけし桜・牡蠣まつりが開催されました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220523_akkesisakurakaki.html
○帯広地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/index.html)
・農林水産省「消費者の部屋」で十勝産小豆の魅力を発信
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20220422_syohisya.html
・足寄町で「あずきにキュン」展が開催されています。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20220511_azukitenji.html
○北見地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/index.html)
・たまねぎの定植作業
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/gennba/tamanegi_220428.html
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◇以下は、前号までにお知らせした内容の再掲です。
(14)新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口を設置しています。
▽農林水産省は、新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談に適切に対応するため、相談窓口を設置しておりますので、お困りのことがありましたら、ご相談ください。
◯北海道農政事務所企画調整室
電話番号:011-330-8801
FAX番号:011-552-0530
対応時間:平日9時00分から17時00分
全国の相談窓口一覧
http://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html#c06
◯水産仲卸業者サポート窓口(水産庁加工流通課等)
電話番号:03-6744-2351
E-mail:suisan_nakaoroshi@maff.go.jp
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/210224.html
○新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房)
▽新型コロナウイルス感染症対策に関する情報の全般について、内閣官房のWebサイトに掲載されています。
https://corona.go.jp/
(15)子どものコーナーを掲載しています。
▽北海道農政事務所は、Webサイトにおいて子どものコーナーを公開し、農産物クイズや、スプラウトの栽培体験などを掲載しています。主な対象は小学校4年生〜6年生ですが、皆様ぜひご覧いただき、感想をお寄せください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kids/top.html
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<編集後記>
私事ですが、先日誕生日を迎えました。変わらずに祝ってくれる昔からの友人はもちろんのこと、出会って1ヶ月ほどの同期にも祝っていただき、改めて人の暖かさを感じました。誕生日といえば、僕は出生予定日よりも大変早く生まれたそうです。それでも今、何不自由なく明るく生活できているのは周囲の方々のおかげだなと、毎年の誕生日にはそんなことを考えます。お祝いのお返しをしながら、次の誕生日までを過ごそうと思います。
(担当:加藤)
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◇次回は6月下旬に配信予定です。
◇北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」では、配信登録者を募集しています。ぜひお知り合いにもご紹介ください。
◇メールマガジンの配信をご希望の方はこちら
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◇バックナンバーはこちら
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編集・発行:農林水産省北海道農政事務所 企画調整室
このメールマガジンに掲載された記事の無断転載を禁じます。
本メールマガジンに関するご意見・ご感想をお寄せください。
TEL:011-330-8801 FAX:011-552-0530
E-mail:hokaguri_tsushin000@maff.go.jp
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<目次>
【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆ 「"原木しいたけ"の良さをひろくつなげる」 正脇 健次さん(新得町)
【3】地方参事官こぼれ話 函館地域拠点 齋籐 繁雄
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(1)北海道の生産現場と食に役立つ情報をホームページで発信しています。
▽北海道農政事務所は、「みどりの食料システム戦略」に関する情報をまとめたWebページを開設しました。補助事業やパンフレット等の施策に関する情報だけでなく、道内の取組事例や、有機食品を購入できる店舗など、生産現場と食に役立つ情報を掲載しています。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/midori/top.html
5月2日、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律」(通称、「みどりの食料システム法」)が公布されました。
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/index.html
(2)令和4年度インターンシップを開催いたします。
▽北海道農政事務所は、学生の学習意欲を喚起し、高い職業意識を育成するとともに、農林水産業、農山漁村及び農林水産行政に対する理解を深めてもらうことを目的とし、インターンシップの受け入れ学生を募集いたします。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/soumu/jinji/220523intern.html
対象者:大学(短期大学を含む。)、大学院、その他の教育研修施設(以下「大学等」という。)の学生のうち、学生が所属する大学等から推薦された学生。ただし、次のいずれかの事項に該当する者は実習生となることができません。
(ア)日本国籍を有さない者
(イ)正当な事由なくして大学等を休学している者
受入期間:令和4年7月4日(月曜日)から令和4年9月30日(金曜日)まで1週間程度
実習時間:原則、平日午前9時から午後4時30分まで
応募締切:令和4年6月22日(水曜日)当日消印有効
(3)北海道の農林水産業の概要(令和4年版)を取りまとめました。
▽農林水産省は、各都道府県の特徴・取組、主な農林水産物、産地、農林水産業に関する統計データを取りまとめましたのでお知らせいたします。この中に、北海道の農林水産業の概要も掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tiho/todouhuken_gaiyou.html
(4)経営所得安定対策等における農林水産省共通申請サービス(eMAFF)導入のお願い
▽農林水産省は、農林水産省共通申請サービス(以下「eMAFF」という。)による各種申請の電子化を推進しています。
経営所得安定対策等の申請窓口となる地域農業再生協議会におかれましては、申請者の電子申請を可能にするという観点からも、eMAFFの導入についてご理解とご協力をお願いいたします。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/suishin/keieiantei/keiei_antei/attach/pdf/index-3.pdf
eMAFF導入に係る諸手続についてご不明な点は、以下のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
〇お問い合わせ窓口
北海道農政事務所各地域拠点 経営所得安定対策担当
電話番号:0120-38-3786
対応時間:平日8時30分から17時15分
(5)令和3年度食料・農業・農村白書を公表しました。
▽「令和3年度食料・農業・農村白書」が5月 27 日に閣議決定されました。「令和3年度食料・農業・農村白書」では、「新型コロナウイルス感染症による影響が継続」、「みどりの食料システム戦略に基づく取組が本格始動」や「農林水産物・食品の輸出額が1兆円を突破」等をトピックスとして取り上げています。
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo04/220527.html
(6)令和3年度食育白書を公表しました。
▽「令和3年度食育白書」が5月31日に閣議決定されました。「令和3年度食育白書」では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における食育の取組を紹介するとともに、特集として「食と環境の調和」を取り上げ、私たちの生活に身近な食と環境との関わりなどについて紹介しています。
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/hyoji/220531.html
(7)原油価格・物価高騰等総合緊急対策(農林水産関係)について
▽農林水産省は、原油価格・物価高騰等総合緊急対策のうち、農林水産関係の事業を取りまとめましたのでお知らせいたします。
https://www.maff.go.jp/j/budget/r4yobihi.html
(8)「センサスからみた北海道農業」〜2020年農林業センサス結果より〜の公表について
▽北海道の農業経営体数、経営耕地面積、基幹的農業従事者数等について、グラフを用いて都府県と比較したほか、地域や振興局別の特徴を分かりやすく解説しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/press/toukei/kikaku/220531.html
(9)農作業中の熱中症対策について
▽農作業中の熱中症による死亡事故は、気温が30℃を超える夏場だけでなく、比較的農作業がしやすい時期でもビニールハウス内等で発生しています。そのため、水分と塩分のこまめな補給や休憩をとることが、大変重要です。
スマホ用アプリケーション「MAFFアプリ」を登録しますと、気象庁から熱中症警戒アラートが発表された際に通知が来ますので、熱中症対策に活用できます。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/maff-app.html
(10)「令和4年農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催しています。
▽農林水産省は、4月27日から6月27日までの間、農作業安全に対する国民意識の醸成及び効果的な推進を図ることを目的とした「農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催しています。
優秀な作品については、「秋の農作業安全確認運動推進会議」で表彰するとともに、農林水産大臣賞受賞作品については、農林水産省で作成する秋の農作業安全確認運動のポスターデザインに採用します。
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/220427.html
(11)統計情報
〇「令和3年海面漁業・養殖業生産統計 (北海道・概数)」を公表しました。
北海道においては、7年ぶりに海面漁業・養殖業生産量が100万トンを超え、また海面漁業漁獲量と、養殖業収獲量ともに全国1位を記録しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/index.html#gyosei
◯北海道の農林水産基本データ集を更新しました。
http://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/kihondata/kihondata.html
(12)BUZZ MAFF『なまらでっかい道』をご覧ください。
▽農林水産省は、我が国の農林水産物の良さや農林水産業、農山漁村の魅力を伝えるため、職員がスキルや個性を活かして、省公式YouTubeチャンネルで情報発信をしており、北海道農政事務所でも「なまらでっかい道」というチームが発信しています。
5月発信動画
【卒業試験】チカちゃんは、この後、なんと言ったでしょう!
https://www.youtube.com/watch?v=UfOn2ja6GuA
噛んだら映れない!?過酷な歓迎会を開催しました。
https://www.youtube.com/watch?v=gDOlbXP4YG0
○BUZZ MAFF『なまらでっかい道』のwebページ
https://www.maff.go.jp/hokkaido/buzzmaff/index.html
(13)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をご覧ください。
▽「aff(あふ)」は、消費者の皆さん、農林水産業関係者の皆さん、そして農林水産省を結ぶウェブマガジンです。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
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■□■□■□■□■< 3.現 場 の き ら 星 ☆ >■□■□■□■□■
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★今月のきら星・・・「"原木しいたけ"の良さをひろくつなげる」
正脇 健次(まさわき けんじ)さん(新得町)
北海道十勝管内新得町で、原木しいたけの独自ブランド「サホロ椎茸」を立ち上げ、原木しいたけの生産再興を目指している正脇健次さんにフォーカスします。
神奈川県出身の正脇さんは、医療系民間企業での勤務を経て、5年ほど前に家族5人で新得町に移住し、新得町の地域おこし協力隊員の原木しいたけの生産推進担当として3年間携わり、その後、新得町しいたけ生産組合で、栽培方法の技術指導を受けて独立しました。
サホロ椎茸の栽培は、ミズナラの原木に椎茸菌を植え付け、林の中でほだ化(原木の中に菌糸をまん延させ、菌糸内に養分を蓄積させること)させます。良い活着(植菌した菌糸が原木に移り、成長し始めること)を図るための「仮伏せ」や、良い腐朽(ふきゅう)を促すための「本伏せ」、「天地返し」などの作業を行い、丈夫なほだ木を作ります。その後、ほだ木をビニールハウス内に移動させ、湿度管理に気をつかうなど、ほだ木と対話しながら収穫の時を待ちます。
正脇さんは現在、生産組合を通じてスーパー等に出荷するほか、ネット販売を行っており、購入者からは、「サホロ椎茸は味も濃く、そのまま焼いて醤油や塩でいただいても美味しいが、シチューや炊きこみご飯でも濃厚な食感を楽しめる」という声も届くとのこと。
ご自身が作成したホームページに、「しいたけ料理」のコンテンツも立ち上げており、数々の料理がプロ級の写真で紹介されています。趣味の写真を生かした、ホームページやSNSによる情報発信は、好評を得ており、また、栽培を行う林に隣接する直売所でもこれらの写真を見ることができます。
原木しいたけの栽培は、菌床栽培に比べて自然環境に左右され、手間がかかること、また、原木を供給する側の人手不足などを背景に、新得町内で、最盛期に十数戸あった生産組合所属の生産者が、今では4戸のみとなっている状況です。
「自社ブランドを通じて、新得町の原木しいたけの良さを広くつなげるため、現在、栽培している品種(5K-16)と栽培方法を未来に残していきたい」と話す正脇さんの歩みはつづきます。
Webサイト:【サホロ椎茸】で検索(https://snowfull.net/index.htm)
Instagram : https://www.instagram.com/67snowfull/
LINE公式 : https://lin.ee/CPtJ76K
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■□■□■□■□■□■<3.地方参事官こぼれ話>■□■□■□■□■□■
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★今月の地方参事官・・・函館地域拠点 齋籐 繁雄
函館勤務も2年目に突入しました。先日、対照的な2つの生産法人と意見交換をしてきましたが、まだまだ知らないことばかりです。
函館市の農事組合法人では、函館の漁協が廃棄していた昆布根や函館競馬場から出る馬糞を元肥にし、太くてみずみずしいグリーンアスパラを生産しています。「なぜこんな立派なものができるのか」と会長に伺ったところ、「先人がどのように栽培してきたか、うまくいかなかったら昔に還ることが重要。豊富な地下水と、それ以外は企業秘密」とのことでした。このグリーンアスパラは、都内の大手高級スーパーや地元のスーパーでも買うことができます。
上ノ国町の大規模なトマトの植物工場では、地域エネルギーである温泉熱を利用して化石燃料使用削減と脱炭素に取り組んでいるほか、LPGガス利用で排出した二酸化炭素をトマトの光合成に使用するなど二酸化炭素を排出しない取組を実施しています。今後、冬場の日照時間の短い日本海側特有の気候をLEDライトで補い、単収アップを図る予定だそうです。社長は「いかにエネルギーコストを下げ生産性を上げるかが鍵であり、いずれはオランダの生産性を上回ることが目標」と力強くおっしゃっていました。管内にこんな最先端な植物工場があるとはこれも驚きでした。
道南地域は、北海道農業の縮図とも言われ、多様な農業が展開されていますが、こんなところにこんなものがみたいなものが多くあります。昨年度はコロナ禍もあり、なかなか思うように現場に出向くことができませんでしたが、今年度は時間の許す限り「こんなびっくり」を探したいと思っています。
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▽北海道農政事務所の各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の取組や身近な情報の発信などを行っていますので、ぜひご覧ください。
○札幌地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/index.html)
○函館地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/index.html)
・北斗市の有機農業者との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220419_hokuto_yuukinougyou.html
・上ノ国ワイナリーとの意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220420_kaminokuni_wainarii.html
・農事組合法人函館つるの生産組合との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220421_hakodateturuno_seisannkumiai.html
・株式会社寅福との意見交換
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220420_torahuku_ikenkoukan.html
・函館市「市民の地酒づくりプロジェクト」がスタート
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/torikumi/20220522_jizakedukuri_project.html
○旭川地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/index.html)
・新十津川町ロボットトラクタ見学会
https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/photorepo/gennba/robotora.html
・北海道神宮神饌田(しんせんでん)で御田植祭(おたうえさい)
https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/photorepo/huukei/20220511_otauesai.html
○釧路地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/index.html)
・農林水産省「消費者の部屋」で釧路・根室地域をアピールしました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220418_syouhisyanoheya.html
・農林水産省畜産局と釧路・根室地域JA組合長等との意見交換が開催されました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220428_chikusan.html
・空を泳ぐ「鮭のぼり」とサケ稚魚放流式
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220506_sa-mon.html
・あっけし桜・牡蠣まつりが開催されました
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/photorepo/20220523_akkesisakurakaki.html
○帯広地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/index.html)
・農林水産省「消費者の部屋」で十勝産小豆の魅力を発信
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20220422_syohisya.html
・足寄町で「あずきにキュン」展が開催されています。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20220511_azukitenji.html
○北見地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/index.html)
・たまねぎの定植作業
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/gennba/tamanegi_220428.html
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◇以下は、前号までにお知らせした内容の再掲です。
(14)新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口を設置しています。
▽農林水産省は、新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談に適切に対応するため、相談窓口を設置しておりますので、お困りのことがありましたら、ご相談ください。
◯北海道農政事務所企画調整室
電話番号:011-330-8801
FAX番号:011-552-0530
対応時間:平日9時00分から17時00分
全国の相談窓口一覧
http://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html#c06
◯水産仲卸業者サポート窓口(水産庁加工流通課等)
電話番号:03-6744-2351
E-mail:suisan_nakaoroshi@maff.go.jp
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/210224.html
○新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房)
▽新型コロナウイルス感染症対策に関する情報の全般について、内閣官房のWebサイトに掲載されています。
https://corona.go.jp/
(15)子どものコーナーを掲載しています。
▽北海道農政事務所は、Webサイトにおいて子どものコーナーを公開し、農産物クイズや、スプラウトの栽培体験などを掲載しています。主な対象は小学校4年生〜6年生ですが、皆様ぜひご覧いただき、感想をお寄せください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kids/top.html
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<編集後記>
私事ですが、先日誕生日を迎えました。変わらずに祝ってくれる昔からの友人はもちろんのこと、出会って1ヶ月ほどの同期にも祝っていただき、改めて人の暖かさを感じました。誕生日といえば、僕は出生予定日よりも大変早く生まれたそうです。それでも今、何不自由なく明るく生活できているのは周囲の方々のおかげだなと、毎年の誕生日にはそんなことを考えます。お祝いのお返しをしながら、次の誕生日までを過ごそうと思います。
(担当:加藤)
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