農業担い手メールマガジン(第362号) 

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<トピックス>
1.人生100年時代、老後に備えていますか?
2.水田農業の未来を考える動画コンテンツの配信について 〜令和4年産作付転換編〜
3.アグリサーチャーニュースvol.22を発行しました
4.農業にまつわる旬な情報をお届け!広報NARO(なろ)No.22刊行

◆◆◆現場の皆さんへ◆◆◆

【1.人生100年時代、老後に備えていますか?】

農業者の皆さま、こんにちは。
今秋、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の8万6510人になったことがニュース等で報じられました。まさに"人生100年時代"を実感できる数字といえるのではないでしょうか。
長寿は素晴らしいことです。一方で、老後のことを自分の身に置き換えて考えた時、最も気になるのは生活費という方も多いのではないでしょうか。

〇一生涯、受給できる「農業者年金」
高齢農家世帯(世帯主が65歳以上の夫婦2人)の家計費は現金支出で月額約24万円という推計値があります。一方、国民年金だけで受け取れる年金額は、夫婦で合わせても月額で13万円です。これだけでは、安定した老後生活を送ることは難しいと思いませんか?
この不安に応えるのが、国民年金の上乗せ年金として、皆さまの老後を支える「農業者年金」です。
少子高齢時代に強い積立方式・確定拠出型の年金で、農業者の方なら広く加入できます。保険料は月額2万円(令和4年から、35歳未満で、認定農業者でないなど保険料の国庫補助の対象にならない方1万円)から6万7千円の間で、千円単位で自由に選ぶことができ、経営状況や老後設計に応じていつでも変更できます。
例えば、農業者夫婦が20歳から40年間、それぞれ月額2万円の保険料で加入した場合、将来の年金額は、国民年金と農業者年金を合わせて月額約26万円となり、この年金は一生涯、受給することができます。

〇現役生活中にも大きなメリット
農業者年金は、加入するとさまざまなメリットがあります。
まず、支払った保険料の全額が社会保険料控除の対象となります。保険料が月額2万円の場合は年24万円、月額6万7千円なら年80万4千円が控除の対象です。民間の個人年金とは違って家族分を含めた保険料の全額が控除の対象となり、大きな節税効果が得られます。
さらに、「認定農業者で青色申告者」「認定新規就農者で青色申告者」など、一定の要件を満たす皆さまには、国から保険料の補助が受けられる「政策支援加入」もあります。
保険料月額2万円(政策支援を受けられるのは、保険料が2万円の場合のみ)のうち、1万円から4千円の国庫補助を受けることができます。他に様々な年金がありますが、保険料の国庫補助が受けられるのは、農業者年金だけです。

〇シミュレーターで試算できる!
皆さまからお預かりした保険料などの年金資産は、農業者年金基金が一元的に運用しています。令和2年度の運用実績は、10.82%と過去最高の成績をあげています。制度発足以来19年間の運用利回りでは、平均プラス2.97%と高い数値をキープしています。
農業者年金基金のホームページ(下記リンク)では、農業者年金の詳細な内容を紹介しています。また、将来受け取れる年金額を試算できるシミュレーターもありますので、ぜひお試しの上、加入をご検討ください。

<令和4年から農業者年金制度が変わります>
☆1月から、若い農業者が加入しやすいよう、35歳未満で、認定農業者でないなど保険料の国庫補助の対象にならない方は、保険料の下限額が2万円から1万円に引き下げられます。
☆4月から、農業者年金の受給開始時期を、農業者老齢年金は65歳以上75歳未満で、政策支援を受けている方の特例付加年金は後継者等に経営継承して65歳以上で、ご自身で選択できるようになります(これまでと同様、60歳までの繰上げ受給も可能です)。
☆5月から、農業者年金の加入可能年齢が引き上げられ、60歳以上65歳未満で国民年金に任意加入している方に限り、65歳まで加入できるようになります。

◇農業者年金の詳細についてはこちら
https://www.nounen.go.jp/

◇お問い合わせ先
・最寄りの農業委員会またはJA 
・独立行政法人農業者年金基金 専門相談員
TEL:03-3502-3199
MAIL:info@nounen.go.jp


【2.水田農業の未来を考える動画コンテンツの配信について 〜令和4年産作付転換編〜】

令和4年産の作付計画や中長期的な産地づくりの方針などを検討する際に必要となる、水田農業の取組方針や米の輸出、大豆、野菜などの各品目の需給動向などの情報を解説動画として配信しています。

YouTube(マフチャンネル)で以下8タイトルを公開していますので、地域における産地づくりの話し合いの際などに是非ご活用ください。

(1)令和4年産に向けた水田農業の取組方針について
(2)米の輸出をめぐる状況について
(3)需要に応じた麦生産
(4)大豆の需要について
(5)野菜の需給動向等について
(6)果樹の需給動向について
(7)土づくり(地力増進作物)・有機農業
(8)水田における飼料作物(青刈りとうもろこし等)の生産拡大について

◇動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=P-8Gnu8bguI&list=PLMvvhD9xvwfnmJUFbTtWmICaMSWlO6cjC

◇お問い合わせ先
農林水産省農産局企画課水田農業対策室(担当:土地利用型農業調整班)
TEL:03-6744-7135(直通)


【3.アグリサーチャーニュースvol.22を発行しました】

農林水産省が運営する、最新の研究成果と研究者の連絡先を簡単に検索できるウェブ上のシステム、アグリサーチャーをご存じでしょうか。
アグリサーチャーに掲載されている研究成果や研究者をご紹介するのが「アグリサーチャーニュース」です。

この度発行されたvol.22では、種なし果の安定生産が可能な早生の甘ガキ「麗玉(れいぎょく)」「太雅(たいが)」を紹介しています。

10月中下旬に収穫できる早生の甘ガキで、果汁が多く、果肉も柔らかいおいしいカキ品種です。
ぜひご覧ください。

◇詳しくはこちら
・アグリサーチャーニュース vol.22(PDFファイルへのリンクです)
https://mieruka.dc.affrc.go.jp/newsfiles/agnews-22.pdf

・生産者と研究成果をつなぐWEB検索システム
「アグリサーチャー」
https://mieruka.dc.affrc.go.jp/

◇お問い合わせ先
農林水産省農林水産技術会議事務局研究企画課アグリサーチャーチーム
(担当:佐藤(大)、寺岡、佐藤(博)、香野、関根)
TEL:03-3501-9886(直通)


【4.農業にまつわる旬な情報をお届け!広報NARO(なろ)No.22刊行】

最新技術から身近な農業の話題まで幅広く旬な情報をお届けする広報誌「NARO(なろ)」、22号のテーマは、「動物と人を衛(まも)る研究者」です。

鳥インフルエンザや豚熱など、畜産現場ではその感染を防ぐための諸々の対策が行われています。農研機構動物衛生研究部門は、そうした病原体から家畜を衛る研究を専門に行っています。

誌面では、当部門が行う研究や病性鑑定について、各研究員にインタビューを行い、現場での出来事や仕事に対する想いなどを紹介しました。

家畜を病気から衛り、また最終的には人をも衛るために、最前線の研究現場でどのようなことが行われているか、ぜひ誌面よりご覧ください。

◇誌面のダウンロードはこちら(PDF)
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/naro_no22.pdf

◇バックナンバー
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/quarterly-newsletter/index.html

◇お問い合わせ先
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
※お問い合わせ専用メールフォーム
https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro01/sonota


◆◆◆編集後記◆◆◆
明日からは、12月となり2021年も残すところあと一ヶ月。市街地ではイルミネーションが施され、クリスマス一色に染まりつつあります。百貨店などに足を運ぶと、おせちの広告が目に留まり、新年がすぐ目の前に迫ってきているのを感じます。12月は仕事納めや大掃除など、一年の締めくくりと新年に向けた準備をする大切な月です。何かと忙しい時期だと思いますが、ご体調にお気をつけてお過ごしください。(山本)

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 ○ 電子出版:農業担い手メールマガジン
 ○ 発行日 :毎月1回発行
 ○ 発行元 :農林水産省経営局経営政策課 担当:小嶋、山本、三上

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