メールマガジン「事業用自動車安全通信」第608号(R3.5.28)
◆◆◆メールマガジン「事業用自動車安全通信」第608号(R3.5.28)◆◆◆
=はじめに=
このメールマガジンは、国土交通省において収集した事業用自動車に関する事
故情報等のうち重大なものについて、皆様に情報提供することにより、その内
容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していた
だくことを目的として配信しています。
また、自動車運送事業等における安全・安心確保に関する最近の情報等につい
てもトピックとして提供していますので、ご活用ください。
(お知らせ)
先日(5月26日)に当省にて発生しました「富士通株式会社が管理・運営す
るプロジェクト情報共有ツールへの不正アクセスによる国土交通省関係情報の
流出」事案につきましては、皆様に大変ご心配をおかけしておりますことをお
詫びいたします。
当メールマガジンの配信を行うシステムにつきましては、富士通株式会社が管
理・運営するプロジェクト情報共有ツールを利用しておらず外部への情報流出
はなかったことが確認されております。
引き続き、ご安心してご利用ください。
=目 次=
1.重大事故等情報=3件(5月21日〜5月27日分)
(1)乗合バスの火災事故
(2)法人タクシーの車内事故
(3)大型トラックの衝突事故
2.トピック
(1)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について(新着情報)
(2)新型コロナワクチンの接種に係る留意事項について(新着情報)
(3)「国際海上コンテナの陸上における安全輸送マニュアル」を一部改訂しました
(4)路線バスにおける飛沫感染リスク評価と対策について(理化学研究所)
(5)換気シミュレーションを踏まえたタクシー車内における新型コロナウイルスの
感染防止対策について(要請)
(6)事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について(再要請)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
1.重大事故等情報=3件(5月21日〜5月27日分)
(1)乗合バスの火災事故
5月23日(日)午後2時11分頃、奈良県の市道において、同県に営業所を置く乗合
バスが乗客4名を乗せバス停にて乗客2名の乗車扱いをしていたところ、乗客か
ら異常を知らせる申告があったため、乗客を避難させた後、車両後部から出火
し全焼した。
この事故による負傷者はなし。
(2)法人タクシーの車内事故
5月21日(金)午前9時30分頃、東京都内の駐車場において、都内に営業所を置く
法人タクシーが乗客2名を降車扱い中、降車が完了したと思い込みスライドド
アを閉めたところ、乗客の脚にドアが接触し乗客が転倒した。
この事故により、当該乗客が重傷を負った。
(3)大型トラックの衝突事故
5月25日(火)午後1時頃、岡山県の高速道路において、大阪府に営業所を置く
大型トラックが運行中、前方で事故を起こして停車していた中型トラックと
ライトバンに衝突した。
この事故により、中型トラック運転者とライトバン運転者が死亡し、当該大
型トラック運転者も軽傷を負った。
———————————————————————————————
上記3件の死傷者数計:死亡2名、重傷1名、軽傷1名(速報値)
———————————————————————————————
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2.トピック
(1)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について
(新着情報)
今般、次の調査事案について、報告書が議決されたことを受け、当該報告書を公表
しましたのでお知らせします。
○ 特別重要調査対象
・大型乗合バスの衝突事故(神戸市中央区)
○ 重要調査対象
・大型トラックの追突事故(滋賀県蒲生郡竜王町)
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
→ https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000441.html
———————————————————————————————————
(2)新型コロナワクチンの接種に係る留意事項について
(新着情報)
現在、全国の自治体において、新型コロナワクチンの接種が進められているところ
ですが、ワクチン接種に係る各種情報は、厚生労働省のホームページに掲載されて
おります。
事業者や運転者の皆様にご留意いただきたい事項を以下にまとめましたので、接種
に当たっての参考としていただくようお願いいたします。
1.ワクチン接種の副反応について正しい知識を持った上で、接種に臨むこと。
・厚生労働省 新型コロナワクチン トップページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
・厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
2.接種後の自動車の運転が制限されるわけではないが、接種後1〜2日の間は、
発熱等の体調変化に注意するとともに、点呼時にも入念に体調確認を行うこと。
3.接種後、運転中に体調の異変を感じた場合には、無理に運行を継続するので
はなく、速やかに営業所に連絡する等の指導を徹底するとともに、営業所におい
て運行中止等の判断・指示を適切に実施するための体制を確保すること。
4.その他、かかりつけ医や産業医にも相談し、健康管理に留意すること。
———————————————————————————————————
(3)「国際海上コンテナの陸上における安全輸送マニュアル」を一部改訂しました
〜船により輸出入されるコンテナを積載する車両の横転事故等防止に向けて〜
(配信日:R3.4.23)
国土交通省では、国際海上コンテナの横転事故等を防止するため、荷主、トラッ
ク事業者、運転者等がそれぞれ取り組むことが望ましい措置について記載した「国
際海上コンテナの陸上における安全輸送ガイドライン」及び「国際海上コンテナの
陸上における安全輸送マニュアル」を策定しております。
今般、海上コンテナ輸送の関係者が参画する「国際海上コンテナの陸上運送に係る
安全対策会議」において、貨物の適切な積付けに役立ち、トラック運転者が品目や
重量の情報から荷姿を推測できるようにマニュアルを改訂しました。
ガイドライン・マニュアルを活用し、引き続き事故防止にご尽力いただくようお願
いいたします。
【改訂のポイント】
国際海上コンテナで輸送される主な品目について、適切な積付の例示、運転時の配
慮事項等を一覧にまとめ、追記
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
「国際海上コンテナの陸上運送の安全対策について」
→ https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03container/index.html
———————————————————————————————————
(4)路線バスにおける飛沫感染リスク評価と対策について(理化学研究所)
(配信日:R3.3.5)
理化学研究所は3月4日にホームページ上において、路線バスの換気シミュレー
ション結果を発表しました。
シミュレーションの結果から、
�路線バスの換気性能は高い(窓を閉めていても約3.5分、窓を5cm開けると約
2.5分で換気。エアコンフィルタの能力向上により、窓開けしなくても約2分で換
気可能。)
�運転者・乗客のマスクの着用の効果は極めて大きい。
ことが分かりました。
エアコンの防塵フィルタをエアロゾルフィルタに交換することで、真冬や真夏など
窓を開けづらい季節でも窓開けと同じような換気ができることとなります。
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
→ https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html
———————————————————————————————————
(5)換気シミュレーションを踏まえたタクシー車内における新型コロナウイルスの
感染防止対策について(要請)
(配信日:R2.11.27)
今般、スーパーコンピュータ富岳を用いて、タクシーの車内における換気性能や
飛沫拡散の状況についてシミュレーションが行われました。
シミュレーションの結果では、タクシーの換気性能は高いこと、運転者・乗客と
もにマスク着用の効果は極めて大きいこと等が確認されました。
タクシー車内における感染防止対策については、今般のシミュレーションの結果
を踏まえ、車内での感染を防止するために以下の取組を着実に実施いただきます
ようお願いいたします。
1.エアコンを「外気導入モード」に設定し、風量を通常レベル以上とすること
により、車内換気を徹底することとし、「内気循環モード」は車内での感染リスク
を高める可能性があるため可能な限り利用を避けること。
なお、「外気導入モード」について乗客から苦情が寄せられる場合には、乗客の安
全・健康を損なわないよう配慮しつつ、スーパーコンピュータ富岳のシミュレーシ
ョンの結果等も踏まえ、「外気導入モード」による車内換気が有効であることを丁
寧に説明して理解・協力を求めること。
2.運転者又は乗客が咳をした場合の飛沫の飛散を防ぐため、運転者のマスク着用
を徹底するとともに、乗客にもマスクの着用について理解・協力を求めること。
〈参考・スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーション結果(理化学研究所ホ
ームページ)〉
→ https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html
———————————————————————————————————
(6)事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について(再要請)
(配信日:R2.5.22)
事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止については、「事業用自動車総合安
全プラン2020」において事業用自動車における飲酒運転ゼロを目標に掲げ、様々
な取組を実施してきたところです。また、昨年5月にも「事業用自動車の運転者に
対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について」(通達)を発出し、事業者の皆
様に、特に以下の事項について周知徹底していただくよう、お願いしてきたところ
です。
しかしながら、昨年の飲酒運転による事業用自動車の交通事故は56件と、「事業用
自動車総合安全プラン2020」を策定した2016年以降で最多となりました。
また、本年は、国土交通省への報告が求められる重大事故が、昨年同時期を上回る
13件発生しています(速報ベース)。特に、5月に入り4件の事故が発生している
ところです。
自動車運送事業は、今般の新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国民生活・国
民経済の安定確保に不可欠な存在であり、事業者の方々に日々ご尽力いただいてい
るところですが、こうした中で飲酒運転による事故が相次いで発生していることは、
運送事業に対する社会の信頼の失墜に繋がる事態であり、誠に遺憾です。
つきましては、「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指
導及び監督の実施マニュアル」等を活用し、飲酒運転の防止の徹底について、改め
て周知徹底いただくよう、お願いいたします。
運転者に対する指導・監督、点呼等において、以下のことを徹底すること。
(1)飲酒による身体への作用・影響や飲酒運転の危険性等を事例を用いて理解さ
せること。
(2)確実な点呼の実施体制が確保できているか確認し、必要に応じ見直しを行う
とともに、点呼時におけるアルコール検知器を用いた酒気帯びの有無の確認を行う
こと。
(3)運転者の飲酒状況を把握するとともに、日常的に飲酒する習慣がある運転者
に対しては、遠隔地の点呼において確実に酒気帯びの有無を確認できる機器を用い
るなどにより管理を行うこと。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【メールマガジン「事業用自動車安全通信」】
発行 国土交通省自動車局安全政策課
*このメルマガについてのご意見は、< jiko-antai@mlit.go.jp >までお寄せく
ださい。
よくある質問(配信登録の解除方法等)
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/faq.html )
*ご登録されたメールアドレスの変更は、配信登録を解除していただき、新たに
配信登録をお願いします。
配信登録を解除する場合は、以下のアドレスで登録解除することができます。
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/stop.html )
【参考】
*自動車局ホームページ
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/index.html )
*自動車の不具合情報はこちら
最近、自動車に乗っていたら異常発生、なんてことありませんでしたか。そんな
時は、車検証を用意して、国土交通省「自動車不具合情報ホットライン」に連絡
です。皆様の声は、車種ごとに、ホームページ上で公開され、メーカーがきちん
とリコールをしたり、メーカーのリコール隠しを防ぐために活用されます。
・ホームページ受付
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/hotline.html )
・フリーダイヤル 0120−744−960(年中無休・24時間)
(オペレータ受付時間 平日9:30〜12:00 13:00〜17:30)
*自動車のリコール等の通知等があったときは!
使用されている自動車について、自動車ディーラーなどから、リコール又は改善
対策の通知が送付されたり、その対象であることが新聞等で公表されたときは、
安全・環境への影響から、その自動車の修理を行うことが必要になったというこ
とです。道路運送車両法により、自動車ユーザーは、自分の自動車が保安基準に
適合するよう点検・整備する義務がありますので、忘れずに修理を受けましょう。
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=はじめに=
このメールマガジンは、国土交通省において収集した事業用自動車に関する事
故情報等のうち重大なものについて、皆様に情報提供することにより、その内
容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していた
だくことを目的として配信しています。
また、自動車運送事業等における安全・安心確保に関する最近の情報等につい
てもトピックとして提供していますので、ご活用ください。
(お知らせ)
先日(5月26日)に当省にて発生しました「富士通株式会社が管理・運営す
るプロジェクト情報共有ツールへの不正アクセスによる国土交通省関係情報の
流出」事案につきましては、皆様に大変ご心配をおかけしておりますことをお
詫びいたします。
当メールマガジンの配信を行うシステムにつきましては、富士通株式会社が管
理・運営するプロジェクト情報共有ツールを利用しておらず外部への情報流出
はなかったことが確認されております。
引き続き、ご安心してご利用ください。
=目 次=
1.重大事故等情報=3件(5月21日〜5月27日分)
(1)乗合バスの火災事故
(2)法人タクシーの車内事故
(3)大型トラックの衝突事故
2.トピック
(1)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について(新着情報)
(2)新型コロナワクチンの接種に係る留意事項について(新着情報)
(3)「国際海上コンテナの陸上における安全輸送マニュアル」を一部改訂しました
(4)路線バスにおける飛沫感染リスク評価と対策について(理化学研究所)
(5)換気シミュレーションを踏まえたタクシー車内における新型コロナウイルスの
感染防止対策について(要請)
(6)事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について(再要請)
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1.重大事故等情報=3件(5月21日〜5月27日分)
(1)乗合バスの火災事故
5月23日(日)午後2時11分頃、奈良県の市道において、同県に営業所を置く乗合
バスが乗客4名を乗せバス停にて乗客2名の乗車扱いをしていたところ、乗客か
ら異常を知らせる申告があったため、乗客を避難させた後、車両後部から出火
し全焼した。
この事故による負傷者はなし。
(2)法人タクシーの車内事故
5月21日(金)午前9時30分頃、東京都内の駐車場において、都内に営業所を置く
法人タクシーが乗客2名を降車扱い中、降車が完了したと思い込みスライドド
アを閉めたところ、乗客の脚にドアが接触し乗客が転倒した。
この事故により、当該乗客が重傷を負った。
(3)大型トラックの衝突事故
5月25日(火)午後1時頃、岡山県の高速道路において、大阪府に営業所を置く
大型トラックが運行中、前方で事故を起こして停車していた中型トラックと
ライトバンに衝突した。
この事故により、中型トラック運転者とライトバン運転者が死亡し、当該大
型トラック運転者も軽傷を負った。
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上記3件の死傷者数計:死亡2名、重傷1名、軽傷1名(速報値)
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2.トピック
(1)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について
(新着情報)
今般、次の調査事案について、報告書が議決されたことを受け、当該報告書を公表
しましたのでお知らせします。
○ 特別重要調査対象
・大型乗合バスの衝突事故(神戸市中央区)
○ 重要調査対象
・大型トラックの追突事故(滋賀県蒲生郡竜王町)
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
→ https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000441.html
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(2)新型コロナワクチンの接種に係る留意事項について
(新着情報)
現在、全国の自治体において、新型コロナワクチンの接種が進められているところ
ですが、ワクチン接種に係る各種情報は、厚生労働省のホームページに掲載されて
おります。
事業者や運転者の皆様にご留意いただきたい事項を以下にまとめましたので、接種
に当たっての参考としていただくようお願いいたします。
1.ワクチン接種の副反応について正しい知識を持った上で、接種に臨むこと。
・厚生労働省 新型コロナワクチン トップページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
・厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
2.接種後の自動車の運転が制限されるわけではないが、接種後1〜2日の間は、
発熱等の体調変化に注意するとともに、点呼時にも入念に体調確認を行うこと。
3.接種後、運転中に体調の異変を感じた場合には、無理に運行を継続するので
はなく、速やかに営業所に連絡する等の指導を徹底するとともに、営業所におい
て運行中止等の判断・指示を適切に実施するための体制を確保すること。
4.その他、かかりつけ医や産業医にも相談し、健康管理に留意すること。
———————————————————————————————————
(3)「国際海上コンテナの陸上における安全輸送マニュアル」を一部改訂しました
〜船により輸出入されるコンテナを積載する車両の横転事故等防止に向けて〜
(配信日:R3.4.23)
国土交通省では、国際海上コンテナの横転事故等を防止するため、荷主、トラッ
ク事業者、運転者等がそれぞれ取り組むことが望ましい措置について記載した「国
際海上コンテナの陸上における安全輸送ガイドライン」及び「国際海上コンテナの
陸上における安全輸送マニュアル」を策定しております。
今般、海上コンテナ輸送の関係者が参画する「国際海上コンテナの陸上運送に係る
安全対策会議」において、貨物の適切な積付けに役立ち、トラック運転者が品目や
重量の情報から荷姿を推測できるようにマニュアルを改訂しました。
ガイドライン・マニュアルを活用し、引き続き事故防止にご尽力いただくようお願
いいたします。
【改訂のポイント】
国際海上コンテナで輸送される主な品目について、適切な積付の例示、運転時の配
慮事項等を一覧にまとめ、追記
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
「国際海上コンテナの陸上運送の安全対策について」
→ https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03container/index.html
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(4)路線バスにおける飛沫感染リスク評価と対策について(理化学研究所)
(配信日:R3.3.5)
理化学研究所は3月4日にホームページ上において、路線バスの換気シミュレー
ション結果を発表しました。
シミュレーションの結果から、
�路線バスの換気性能は高い(窓を閉めていても約3.5分、窓を5cm開けると約
2.5分で換気。エアコンフィルタの能力向上により、窓開けしなくても約2分で換
気可能。)
�運転者・乗客のマスクの着用の効果は極めて大きい。
ことが分かりました。
エアコンの防塵フィルタをエアロゾルフィルタに交換することで、真冬や真夏など
窓を開けづらい季節でも窓開けと同じような換気ができることとなります。
※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
→ https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html
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(5)換気シミュレーションを踏まえたタクシー車内における新型コロナウイルスの
感染防止対策について(要請)
(配信日:R2.11.27)
今般、スーパーコンピュータ富岳を用いて、タクシーの車内における換気性能や
飛沫拡散の状況についてシミュレーションが行われました。
シミュレーションの結果では、タクシーの換気性能は高いこと、運転者・乗客と
もにマスク着用の効果は極めて大きいこと等が確認されました。
タクシー車内における感染防止対策については、今般のシミュレーションの結果
を踏まえ、車内での感染を防止するために以下の取組を着実に実施いただきます
ようお願いいたします。
1.エアコンを「外気導入モード」に設定し、風量を通常レベル以上とすること
により、車内換気を徹底することとし、「内気循環モード」は車内での感染リスク
を高める可能性があるため可能な限り利用を避けること。
なお、「外気導入モード」について乗客から苦情が寄せられる場合には、乗客の安
全・健康を損なわないよう配慮しつつ、スーパーコンピュータ富岳のシミュレーシ
ョンの結果等も踏まえ、「外気導入モード」による車内換気が有効であることを丁
寧に説明して理解・協力を求めること。
2.運転者又は乗客が咳をした場合の飛沫の飛散を防ぐため、運転者のマスク着用
を徹底するとともに、乗客にもマスクの着用について理解・協力を求めること。
〈参考・スーパーコンピュータ富岳によるシミュレーション結果(理化学研究所ホ
ームページ)〉
→ https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html
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(6)事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について(再要請)
(配信日:R2.5.22)
事業用自動車の運転者に対する飲酒運転の防止については、「事業用自動車総合安
全プラン2020」において事業用自動車における飲酒運転ゼロを目標に掲げ、様々
な取組を実施してきたところです。また、昨年5月にも「事業用自動車の運転者に
対する飲酒運転の防止等法令遵守の徹底について」(通達)を発出し、事業者の皆
様に、特に以下の事項について周知徹底していただくよう、お願いしてきたところ
です。
しかしながら、昨年の飲酒運転による事業用自動車の交通事故は56件と、「事業用
自動車総合安全プラン2020」を策定した2016年以降で最多となりました。
また、本年は、国土交通省への報告が求められる重大事故が、昨年同時期を上回る
13件発生しています(速報ベース)。特に、5月に入り4件の事故が発生している
ところです。
自動車運送事業は、今般の新型コロナウイルス感染症が拡大する中、国民生活・国
民経済の安定確保に不可欠な存在であり、事業者の方々に日々ご尽力いただいてい
るところですが、こうした中で飲酒運転による事故が相次いで発生していることは、
運送事業に対する社会の信頼の失墜に繋がる事態であり、誠に遺憾です。
つきましては、「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指
導及び監督の実施マニュアル」等を活用し、飲酒運転の防止の徹底について、改め
て周知徹底いただくよう、お願いいたします。
運転者に対する指導・監督、点呼等において、以下のことを徹底すること。
(1)飲酒による身体への作用・影響や飲酒運転の危険性等を事例を用いて理解さ
せること。
(2)確実な点呼の実施体制が確保できているか確認し、必要に応じ見直しを行う
とともに、点呼時におけるアルコール検知器を用いた酒気帯びの有無の確認を行う
こと。
(3)運転者の飲酒状況を把握するとともに、日常的に飲酒する習慣がある運転者
に対しては、遠隔地の点呼において確実に酒気帯びの有無を確認できる機器を用い
るなどにより管理を行うこと。
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【メールマガジン「事業用自動車安全通信」】
発行 国土交通省自動車局安全政策課
*このメルマガについてのご意見は、< jiko-antai@mlit.go.jp >までお寄せく
ださい。
よくある質問(配信登録の解除方法等)
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/faq.html )
*ご登録されたメールアドレスの変更は、配信登録を解除していただき、新たに
配信登録をお願いします。
配信登録を解除する場合は、以下のアドレスで登録解除することができます。
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/stop.html )
【参考】
*自動車局ホームページ
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/index.html )
*自動車の不具合情報はこちら
最近、自動車に乗っていたら異常発生、なんてことありませんでしたか。そんな
時は、車検証を用意して、国土交通省「自動車不具合情報ホットライン」に連絡
です。皆様の声は、車種ごとに、ホームページ上で公開され、メーカーがきちん
とリコールをしたり、メーカーのリコール隠しを防ぐために活用されます。
・ホームページ受付
( https://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/hotline.html )
・フリーダイヤル 0120−744−960(年中無休・24時間)
(オペレータ受付時間 平日9:30〜12:00 13:00〜17:30)
*自動車のリコール等の通知等があったときは!
使用されている自動車について、自動車ディーラーなどから、リコール又は改善
対策の通知が送付されたり、その対象であることが新聞等で公表されたときは、
安全・環境への影響から、その自動車の修理を行うことが必要になったというこ
とです。道路運送車両法により、自動車ユーザーは、自分の自動車が保安基準に
適合するよう点検・整備する義務がありますので、忘れずに修理を受けましょう。
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