北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」第61号
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□ —「ホッカイドウ」の「アグリ」に関する「ホカホカ」情報を—
□□□□ 北海道農政事務所メールマガジン『ホカグリ通信』
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□□□□□□□□ 農林水産省北海道農政事務所
□ □□□□□ https://www.maff.go.jp/hokkaido/merumaga/index.html
□ □□ 令和3年2月26日発行 vol.61
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<目次>
【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆ 長年の夢を叶えて就農へ 山本和範さん(厚沢部町)
【3】地方参事官こぼれ話 帯広地域拠点 遠藤 浩由
【4】イベント情報
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■□■□■□■□■□<1.ホ カ グ リ 情 報 局 >■□■□■□■□■□■
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(1)今期の大雪に係る支援対策を取りまとめました。
▽農林水産省は、令和2年から3年までの冬期の大雪により被災された農林漁業者の皆様が、営農意欲を失わず1日も早く経営再開ができるように、農林漁業者の皆様向けに支援対策を取りまとめ、2月2日に公表しました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/setgai/ooyuki_2020-2021.html
(2)「2020年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめました。
▽農林水産省は、2月5日に「2020年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめました。2020年の農林水産物・食品の輸出額は、9,223億円となりました。
2019年比では1.1%の増加、額では102億円の増加となり、8年連続で過去最高額を更新しました。
また、少額貨物などを含めた輸出額は9,866億円となりました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/service/210205.html
(3)令和2年度「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者を決定しました。
▽農林水産省は、農業生産活動の持続性を確保するため、農業の自然循環機能を生かし、農業生産に由来する環境への負荷を低減する取組として、有機農業をはじめとする環境保全型農業を推進するとともに、食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理等の持続可能性を確保するための一連の取組であるGAP(※)を推進しています。この一環として、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等を表彰しています。
この度、令和2年度の農林水産大臣賞(各1点)及び生産局長賞(各3点)を決定しました。
【北海道の受賞者】
・有機農業・環境保全型農業部門(生産局長賞):有限会社冨田ファーム(紋別郡興部町)
・GAP(※)部門(生産局長賞):アットファーム株式会社・株式会社Cow's family(野付郡別海町)
※GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/kankyo/210212.html
また、北海道農政事務所では、このコンクールの一環として、北海道内で意欲的な取組を実施している農業者等を選定し「北海道農政事務所未来につながる持続可能な農業推進優良事例表彰」を行うこととし、2月16日に令和2年度の北海道農政事務所長賞受賞者を決定しました。
【受賞者】
GAP部門
・有限会社高橋畜産(久遠郡せたな町)
・北海道中標津農業高等学校動物活用研究班(標津郡中標津町)
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/suishin/kankyohozen/kankyohozen.html#mirai
(4)新たに「地域拠点の農福連携の取組」のページを掲載しました。
▽北海道農政事務所は、地域拠点における農福連携のセミナー・シンポジウム等の情報や取組事例を紹介するページを掲載しました。随時更新しますので、ご覧ください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kikaku/syougai/chiikikyoten.html
(5)米トレーサビリティ法(飲食店経営者の皆様)の動画を公開しました。
▽北海道農政事務所は、飲食店経営者の皆様に向けて、米トレーサビリティ法の目的と事業者の義務について事例を示し説明する動画を公開しました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/anzen/kansi/kome_toresa/index.html
(6)令和2年度「受け継ぎたい北海道の食」動画コンテスト審査結果及び表彰式の開催が決定しました。
▽北海道農政事務所は、北海道における食文化の保護・継承を目的に実施した「受け継ぎたい北海道の食」動画コンテストについて、2月18日に、優秀賞等の入賞作品を決定しました。
また、令和3年3月2日(火曜日)に、京王プラザホテル札幌 プラザホールにおいて表彰式を開催します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一般参加は受け付けておりませんが、報道機関の方は下記Webサイトからお申し込みください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/press/syokuryo/keikaku/210218.html
(7)指定棚田地域を指定しました。
▽総務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、環境省は、2月25日に、新たに16道県46地域の指定棚田地域を指定しました。
指定棚田地域とは、昭和25年2月1日時点の市町村の区域で、勾配が20分の1以上の棚田が1ha以上ある地域の中から、都道府県の申請に基づき、国が指定するものです。
今回が第11回目の指定であり、第1回から第11回までの指定棚田地域の累計は、37道府県629地域です。
指定棚田地域の一覧は下記Webサイトをご覧ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tanada/shitei/index.html
【第11回・北海道の指定地域】
・旭川市:旧神楽村棚田
・旭川市:旧神居村棚田
・岩見沢市:岩見沢棚田
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nihon/210225.html
(8)JASの制定・国際標準化のテーマ募集をしています。
▽JAS制度は、食品・農林水産品やこれらの取扱い等の方法などについての規格(JAS)を国が制定するとともに、JASを満たすことを証するマーク(JASマーク)を当該食品・農林水産品や事業者の広告などに表示できる制度です。
農林水産省は、我が国の農林水産業・食品産業の競争力強化を図るため、特に輸出拡大にもつながる多様なJASの制定又は国際標準化に向けた技術的なデータの収集、検討・調整及び規格素案の作成を行うこととしています。
今回のテーマ募集は、上記において取り組むべきテーマの選定に向け、JASの制定や国際標準化のニーズを広く把握することを目的として、定期的に行うこととしているものです。
募集期間:令和3年2月19日(金曜日)〜3月31日(水曜日)
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/syoku_kikaku/210219.html
(9)「地域の和食文化ネットワーク」参加者を募集しています。
▽農林水産省は、2月24日に地域における多様な食文化の保護・継承活動を地域においてより一層進めるために、農林水産省と地方農政局等が事務局となって、都道府県、市町村(地方自治体)、地域の食文化の保護・継承の関係団体・関係者、和食文化継承リーダー、その他食文化関係団体・関係者(料理人、研究家等)、食品関連事業者などの関係者を結びつけるネットワーク「地域の和食文化ネットワーク」を立ち上げ、参加者を募集しています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/network/main.html
また、北海道農政事務所でも参加者を募集していますので、参加を希望される方は申込用紙に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにてお申込みください。
下記Webサイトをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/hokkaido/jigyou_shien/syokubunka/wasyoku.syokubunka_top.html
(10)食育ピクトグラムを作成しました。
▽農林水産省は、2月25日に、食育について皆さんにわかりやすく発信していただくため、絵文字で表現した食育ピクトグラムを作成しました。
「 食育ピクトグラム利用規約 」を遵守していただき、食育の取組についての情報発信及び普及啓発を目的として、資材、食品等の商品の包装、ポスター、リーフレット、店頭のPOP、書籍、名刺等に自由にお使いください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pictgram/index.html
(11)統計情報
◯令和2年市町村別耕地面積(北海道)
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/attach/xls/index-46.xlsx
◯北海道における「令和2年産 小豆及びいんげん(乾燥子実)の収穫量」について
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokutei_sakumotu/index.html#y3
◯農業経営統計調査令和元年農業経営体の経営収支
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/einou/index.html#y1
◯農林水産基本データ集(北海道)を更新しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/kihondata/kihondata.html
◯北海道における「令和2年産春植えばれいしょの作付面積、収穫量及び出荷量」について
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/index.html#2
(12)BUZZ MAFF『なまらでっかい道』をご覧ください。
▽農林水産省は、我が国の農林水産物の良さや農林水産業、農山漁村の魅力を伝えるため、職員がスキルや個性を活かして、省公式YouTubeチャンネルで情報発信しており、北海道農政事務所でも「なまらでっかい道」というチームが発信しています。
下記Webサイトをご覧ください。
新着動画:【極寒ワカサギ釣り】農水釣りガール誕生!その場で天ぷらも。
https://youtu.be/uWWNPR0ML20
BUZZ MAFF『なまらでっかい道』の専用ページ
https://www.maff.go.jp/hokkaido/buzzmaff/index.html
◇以下は、前号までにお知らせした内容の再掲です。
(13)令和2年度第3次農林水産関係補正予算が成立しました。
▽1月28日に、新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ令和2年度第3次農林水産関係補正予算が成立しました。
農林水産関係の対策としては、「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施、ポストコロナに向けた地域・社会・雇用の好循環の実現、防災・減災、国土強靱化と災害復旧の推進、農林水産業の生産性向上、農山漁村の活性化等の推進に対応することとしています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei3.html
(14)新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策を取りまとめています。
▽農林水産省は、新型コロナウイルス感染症に伴う各省の支援策について、農林漁業者や食品関連事業者の方々が探しやすいよう、目的別、事業者別に取りまとめたWebサイトを公開しています。
○事業目的別、事業者別等により分類整理した支援策(当初予算、補正予算(第1次、第2次、第3次)を網羅しています)
○令和2年度農林水産関係補正予算の概要
http://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei.html
〇令和2年度第2次農林水産関係補正予算の概要
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei2.html
◯令和2年度第3次農林水産関係補正予算の概要
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei3.html
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/support.html
(15)新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口を設置しています。
▽農林水産省では、新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談に適切に対応するため、相談窓口を設置しておりますので、お困りのことがありましたら、ご相談ください。
◯北海道農政事務所企画調整室
担当者:倉知(クラチ)、正満(ショウマン)
電話番号:011-330-8801
FAX番号:011-552-0530
対応時間:平日9時00分から17時00分
全国の相談窓口一覧は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html#c06
◯水産仲卸業者サポート窓口(水産庁加工流通課、食料産業局食品流通課卸売市場室)
電話番号:03-6744-2351
E-mail:suisan_nakaoroshi@maff.go.jp
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/210224.html
(16)新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房)
▽新型コロナウイルス感染症対策に関する情報の全般について、内閣官房のWebサイトに掲載されています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://corona.go.jp/
(17)「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」を策定しました。
▽近年、自然災害(台風・大雪)等が多発しており、農林水産関係の被害額も増加傾向にあります。農林水産省は、農業者の皆様が自然災害等への備えに取り組みやすいものとなるよう、「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」フォーマットを作成しました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/hoken/210127.html
(18)暴風雪や大雪に備えるための予防減災情報
▽本格的な降積雪期を迎え、暴風雪や大雪による農林水産業の被害を最小限に抑えるために、適切な備えを行うことが重要です。
そこで、農林漁業者の皆さまが、暴風雪や大雪に備えるためのポイントを分野別に、簡潔な文章でまとめています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/taisaku_ooyuki/taisaku_ooyuki.html
(19)子どものコーナーを掲載しています。
▽北海道農政事務所は、小学校4年生〜6年生を主な対象とした子どものコーナーにおいて、農産物クイズや、スプラウトの栽培体験などを掲載しています。その他にも随時情報を充実させていきますので、ぜひご覧いただき、感想をお寄せください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kids/top.html
(20)令和2年度「北海道農業をめぐる事情」(道内各地域の概要)を作成しました。
▽北海道内の各地域(札幌・函館・旭川・釧路・帯広・北見)の農業の特徴や、地域における取組事例などを紹介した資料を作成しました。また、北海道全体の「北海道農業をめぐる事情」も掲載しています。ぜひご活用ください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/policy/jyousei/meguruzizyou_2020.html
(21)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をご覧ください。
▽「aff(あふ)」は、消費者の皆さん、農林水産業関係者の皆さん、そして農林水産省を結ぶウェブマガジンです。2月は、「見直そう!豆のチカラ」を特集しています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
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■□■□■□■□■< 2.現 場 の き ら 星 ☆ >■□■□■□■□■
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★今月のきら星・・・長年の夢を叶えて就農へ 山本和範さん(厚沢部町)
厚沢部町で地域おこし協力隊員をしながら、立茎アスパラガス栽培を主とした新規就農を目指している山本和範さんを紹介します。
山本さんは根室市出身、大学農学部で博士号を取得後、企業で医薬品の研究等に携わりました。しかし、学生のころから「農家になりたい」という思いを持ち続け、候補地を探していたところ、厚沢部町の就農を前提とした地域おこし協力隊員の募集をインターネットで見付け応募しました。
厚沢部町への移住の決め手となったのは役場職員の親身な対応で、山本さんを受け入れるため、農業担い手育成対策協議会(檜山農業改良普及センター、JA、厚沢部町)を中心として町内複数の農家で指導を行う体制を採りました。
2年間、様々な作物の栽培方法を学んだ上で、収益性が高く比較的取り組みやすい立茎アスパラガス栽培を中心とした営農に取り組むこととしました。
地域おこし協力隊員の活動に取り組みながら、5棟のビニールハウスを借りて立茎アスパラガスを栽培し、3月から9月までの収穫・出荷に向けた準備を進めています。本年12月の協力隊員任期終了後には、新規就農者として念願の農家となります。
就農後は少しずつ栽培面積を拡大していくことを目標に、「まず今年は立茎アスパラガスの他に、10月からブロッコリーが収穫出来るようチャレンジしていきたい」という抱負とともに、「研修でお世話になった農家や普及センターの職員が、その後も様子を見に来てくれ、皆さんの温かさに助けられている」と感謝の思いを語られました。
現在は独身ですが、一緒に農業をしてくれる「素敵な伴侶」を募集しているとのことです。皆さん、よろしくお願いします。
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■□■□■□■□■□■<3.地方参事官こぼれ話>■□■□■□■□■□■
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★今月の地方参事官・・・帯広地域拠点 遠藤 浩由
皆さんこんにちは。帯広地域拠点の遠藤浩由です。
今回は、食料自給率の話です。報道等で御存じの方もおられるかと思いますが、令和元年度の食料自給率はカロリーベースで38%となっています。昨年閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」によれば、令和12年度までにこれを45%まで引き上げることとしています。国としてはこれまで様々な対策を打っていますが、これまでのトレンドをみると、ハードルを超えるのは簡単ではなさそうです。
このような中、食料自給率をここ北海道に限ってみると、平成30年度で196%となっており、毎年200%前後を維持しています。さすが、「食料基地」北海道の面目躍如といったところです。ほかに100%を超えるのは、東北4県と新潟県の5県のみとなっています。しかも、ここ20年で200% に手が届いているのは北海道のみです。
さて、我が帯広管内である十勝地域の食料自給率(令和元年度)は、なんと1,220%と推計されています。また、全国で生産された農産物の1割は、十勝の生産物であると言う方もいます。国産は、十勝の農業者が根幹を支えていると言っても過言ではありません。わずか5,000余りの農業経営者が、都府県の20倍もの耕地面積を擁する大規模経営を円滑に行い、平均年齢が54歳と比較的若い(都府県は67歳)農業者によるたゆまない努力のたまものと敬意を表する次第です。さらに、これを支える十勝19市町村・24JAが一体となった支援も大きな力となっています。
昨年から続くコロナ禍のため、需要減に伴う価格低迷、乳製品、小豆、砂糖などの主要農産物の在庫増など、十勝農業にも影響が及んできています。今回、国による度重なる補正予算などで対応策を掲げているものの、コロナが収束しないことには出口が見えてきません。農業者の方々が倒れてしまっては、コロナ後に私たちが食べる農林水産物・食品はどうやって手に入れればよいのだろうかと思うと、コロナ禍でも頑張って生産していただいている農業者に感謝せずにはいられません。
帯広地域拠点では、農業者や関係機関の皆様へ最新の農林水産施策をお伝えするとともに、意見・要望をお聞きし、課題を共に解決する「現場と農政を結ぶ」取組をこれからも継続してまいります。
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■□■□■□■□■□<4. イ ベ ン ト 情 報 >■□■□■□■□■□■
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◯令和2年度管区OPENゼミの開催について
▽管区OPENゼミは、国家公務員を目指す方への業務説明や職員とのフリートークを通じて職場の雰囲気を体感し、業務内容の理解を深めていただくイベントです。北海道農政事務所では、オンラインによる業務説明と若手職員との座談会を行いますので、ぜひご参加ください。
3月10日(水曜日)、3月11日(木曜日)
10時00分〜11時00分:オンライン説明会
14時00分〜15時00分:若手職員との座談会
定員:各回4人
申し込み期間;3月1日(月曜日)9時00分〜3月8日(月曜日)17時00分
https://www.maff.go.jp/hokkaido/soumu/jinji/210301.html
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▽北海道農政事務所の各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の取組や身近な情報の発信などを行っていますので、ぜひご覧ください。
○札幌地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/index.html)
・地元の食材を使用したカレーの缶詰「イシカリー」
https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/photorepo/gannba/20201210_ishikari_curry.html
○函館地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/index.html)
・「コロナ禍においても輸出を拡大」
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/gennba/20210119_beikoku_yusyutukakudai.html
○旭川地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/index.html)
○釧路地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/index.html)
〈ぐるっとDoTo!〉
・【チーズ工房編】おおともチーズ工房
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/douga/otomo_ti-zu.html
○帯広地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/index.html)
・「十勝地域における農福連携推進ミーティング」を開催しました(当日映像・資料を掲載しています)。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20210204_noufuku.html
・馬追い運動が行われました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/huukei/20210126_umaoi.html
・国内初!大学構内に酒蔵が誕生しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/gannba/20210122_hekiungura.html
○北見地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/index.html)
・令和2年度高付加価値化研修会「HACCP制度化対応セミナー」が開催されました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/torikumi/koufuka_2021.html
・管内の新規就農者をご紹介します。〜東京からのIターン就農!〜
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/torikumi/syunou_03.html
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<編集後記>
カレーが好きで、色々なカレーを食べたり作ったりするのですが、昨日は残り物のカレーを使って焼きカレーを作りました。簡単で美味しいので、皆さん作ってみてはいかがでしょうか。
(担当:佐賀井)
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◇次回は3月下旬に配信予定です。
◇北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」では、配信登録者を募集しています。ぜひお知り合いにもご紹介ください。
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編集・発行:農林水産省北海道農政事務所 企画調整室
このメールマガジンに掲載された記事の無断転載を禁じます。
本メールマガジンに関するご意見・ご感想をお寄せください。
TEL:011-330-8801 FAX:011-552-0530
E-mail:hokaguri_tsushin000@maff.go.jp
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(2)「2020年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめました。
▽農林水産省は、2月5日に「2020年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめました。2020年の農林水産物・食品の輸出額は、9,223億円となりました。
2019年比では1.1%の増加、額では102億円の増加となり、8年連続で過去最高額を更新しました。
また、少額貨物などを含めた輸出額は9,866億円となりました。
下記Webサイトをご覧ください。
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(3)令和2年度「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の受賞者を決定しました。
▽農林水産省は、農業生産活動の持続性を確保するため、農業の自然循環機能を生かし、農業生産に由来する環境への負荷を低減する取組として、有機農業をはじめとする環境保全型農業を推進するとともに、食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理等の持続可能性を確保するための一連の取組であるGAP(※)を推進しています。この一環として、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等を表彰しています。
この度、令和2年度の農林水産大臣賞(各1点)及び生産局長賞(各3点)を決定しました。
【北海道の受賞者】
・有機農業・環境保全型農業部門(生産局長賞):有限会社冨田ファーム(紋別郡興部町)
・GAP(※)部門(生産局長賞):アットファーム株式会社・株式会社Cow's family(野付郡別海町)
※GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)
下記Webサイトをご覧ください。
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また、北海道農政事務所では、このコンクールの一環として、北海道内で意欲的な取組を実施している農業者等を選定し「北海道農政事務所未来につながる持続可能な農業推進優良事例表彰」を行うこととし、2月16日に令和2年度の北海道農政事務所長賞受賞者を決定しました。
【受賞者】
GAP部門
・有限会社高橋畜産(久遠郡せたな町)
・北海道中標津農業高等学校動物活用研究班(標津郡中標津町)
下記Webサイトをご覧ください。
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(4)新たに「地域拠点の農福連携の取組」のページを掲載しました。
▽北海道農政事務所は、地域拠点における農福連携のセミナー・シンポジウム等の情報や取組事例を紹介するページを掲載しました。随時更新しますので、ご覧ください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kikaku/syougai/chiikikyoten.html
(5)米トレーサビリティ法(飲食店経営者の皆様)の動画を公開しました。
▽北海道農政事務所は、飲食店経営者の皆様に向けて、米トレーサビリティ法の目的と事業者の義務について事例を示し説明する動画を公開しました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/anzen/kansi/kome_toresa/index.html
(6)令和2年度「受け継ぎたい北海道の食」動画コンテスト審査結果及び表彰式の開催が決定しました。
▽北海道農政事務所は、北海道における食文化の保護・継承を目的に実施した「受け継ぎたい北海道の食」動画コンテストについて、2月18日に、優秀賞等の入賞作品を決定しました。
また、令和3年3月2日(火曜日)に、京王プラザホテル札幌 プラザホールにおいて表彰式を開催します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一般参加は受け付けておりませんが、報道機関の方は下記Webサイトからお申し込みください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/press/syokuryo/keikaku/210218.html
(7)指定棚田地域を指定しました。
▽総務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、環境省は、2月25日に、新たに16道県46地域の指定棚田地域を指定しました。
指定棚田地域とは、昭和25年2月1日時点の市町村の区域で、勾配が20分の1以上の棚田が1ha以上ある地域の中から、都道府県の申請に基づき、国が指定するものです。
今回が第11回目の指定であり、第1回から第11回までの指定棚田地域の累計は、37道府県629地域です。
指定棚田地域の一覧は下記Webサイトをご覧ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tanada/shitei/index.html
【第11回・北海道の指定地域】
・旭川市:旧神楽村棚田
・旭川市:旧神居村棚田
・岩見沢市:岩見沢棚田
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nihon/210225.html
(8)JASの制定・国際標準化のテーマ募集をしています。
▽JAS制度は、食品・農林水産品やこれらの取扱い等の方法などについての規格(JAS)を国が制定するとともに、JASを満たすことを証するマーク(JASマーク)を当該食品・農林水産品や事業者の広告などに表示できる制度です。
農林水産省は、我が国の農林水産業・食品産業の競争力強化を図るため、特に輸出拡大にもつながる多様なJASの制定又は国際標準化に向けた技術的なデータの収集、検討・調整及び規格素案の作成を行うこととしています。
今回のテーマ募集は、上記において取り組むべきテーマの選定に向け、JASの制定や国際標準化のニーズを広く把握することを目的として、定期的に行うこととしているものです。
募集期間:令和3年2月19日(金曜日)〜3月31日(水曜日)
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/syoku_kikaku/210219.html
(9)「地域の和食文化ネットワーク」参加者を募集しています。
▽農林水産省は、2月24日に地域における多様な食文化の保護・継承活動を地域においてより一層進めるために、農林水産省と地方農政局等が事務局となって、都道府県、市町村(地方自治体)、地域の食文化の保護・継承の関係団体・関係者、和食文化継承リーダー、その他食文化関係団体・関係者(料理人、研究家等)、食品関連事業者などの関係者を結びつけるネットワーク「地域の和食文化ネットワーク」を立ち上げ、参加者を募集しています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/network/main.html
また、北海道農政事務所でも参加者を募集していますので、参加を希望される方は申込用紙に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにてお申込みください。
下記Webサイトをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/hokkaido/jigyou_shien/syokubunka/wasyoku.syokubunka_top.html
(10)食育ピクトグラムを作成しました。
▽農林水産省は、2月25日に、食育について皆さんにわかりやすく発信していただくため、絵文字で表現した食育ピクトグラムを作成しました。
「 食育ピクトグラム利用規約 」を遵守していただき、食育の取組についての情報発信及び普及啓発を目的として、資材、食品等の商品の包装、ポスター、リーフレット、店頭のPOP、書籍、名刺等に自由にお使いください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pictgram/index.html
(11)統計情報
◯令和2年市町村別耕地面積(北海道)
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/attach/xls/index-46.xlsx
◯北海道における「令和2年産 小豆及びいんげん(乾燥子実)の収穫量」について
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokutei_sakumotu/index.html#y3
◯農業経営統計調査令和元年農業経営体の経営収支
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/einou/index.html#y1
◯農林水産基本データ集(北海道)を更新しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/kihondata/kihondata.html
◯北海道における「令和2年産春植えばれいしょの作付面積、収穫量及び出荷量」について
https://www.maff.go.jp/hokkaido/toukei/kikaku/sokuho/index.html#2
(12)BUZZ MAFF『なまらでっかい道』をご覧ください。
▽農林水産省は、我が国の農林水産物の良さや農林水産業、農山漁村の魅力を伝えるため、職員がスキルや個性を活かして、省公式YouTubeチャンネルで情報発信しており、北海道農政事務所でも「なまらでっかい道」というチームが発信しています。
下記Webサイトをご覧ください。
新着動画:【極寒ワカサギ釣り】農水釣りガール誕生!その場で天ぷらも。
https://youtu.be/uWWNPR0ML20
BUZZ MAFF『なまらでっかい道』の専用ページ
https://www.maff.go.jp/hokkaido/buzzmaff/index.html
◇以下は、前号までにお知らせした内容の再掲です。
(13)令和2年度第3次農林水産関係補正予算が成立しました。
▽1月28日に、新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ令和2年度第3次農林水産関係補正予算が成立しました。
農林水産関係の対策としては、「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施、ポストコロナに向けた地域・社会・雇用の好循環の実現、防災・減災、国土強靱化と災害復旧の推進、農林水産業の生産性向上、農山漁村の活性化等の推進に対応することとしています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei3.html
(14)新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策を取りまとめています。
▽農林水産省は、新型コロナウイルス感染症に伴う各省の支援策について、農林漁業者や食品関連事業者の方々が探しやすいよう、目的別、事業者別に取りまとめたWebサイトを公開しています。
○事業目的別、事業者別等により分類整理した支援策(当初予算、補正予算(第1次、第2次、第3次)を網羅しています)
○令和2年度農林水産関係補正予算の概要
http://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei.html
〇令和2年度第2次農林水産関係補正予算の概要
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei2.html
◯令和2年度第3次農林水産関係補正予算の概要
https://www.maff.go.jp/j/budget/r2hosei3.html
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/support.html
(15)新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口を設置しています。
▽農林水産省では、新型コロナウイルス感染症に係る農業者や食品事業者等からの相談に適切に対応するため、相談窓口を設置しておりますので、お困りのことがありましたら、ご相談ください。
◯北海道農政事務所企画調整室
担当者:倉知(クラチ)、正満(ショウマン)
電話番号:011-330-8801
FAX番号:011-552-0530
対応時間:平日9時00分から17時00分
全国の相談窓口一覧は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html#c06
◯水産仲卸業者サポート窓口(水産庁加工流通課、食料産業局食品流通課卸売市場室)
電話番号:03-6744-2351
E-mail:suisan_nakaoroshi@maff.go.jp
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kakou/210224.html
(16)新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房)
▽新型コロナウイルス感染症対策に関する情報の全般について、内閣官房のWebサイトに掲載されています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://corona.go.jp/
(17)「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」を策定しました。
▽近年、自然災害(台風・大雪)等が多発しており、農林水産関係の被害額も増加傾向にあります。農林水産省は、農業者の皆様が自然災害等への備えに取り組みやすいものとなるよう、「自然災害等のリスクに備えるためのチェックリスト」と「農業版BCP(事業継続計画書)」フォーマットを作成しました。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/hoken/210127.html
(18)暴風雪や大雪に備えるための予防減災情報
▽本格的な降積雪期を迎え、暴風雪や大雪による農林水産業の被害を最小限に抑えるために、適切な備えを行うことが重要です。
そこで、農林漁業者の皆さまが、暴風雪や大雪に備えるためのポイントを分野別に、簡潔な文章でまとめています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/taisaku_ooyuki/taisaku_ooyuki.html
(19)子どものコーナーを掲載しています。
▽北海道農政事務所は、小学校4年生〜6年生を主な対象とした子どものコーナーにおいて、農産物クイズや、スプラウトの栽培体験などを掲載しています。その他にも随時情報を充実させていきますので、ぜひご覧いただき、感想をお寄せください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kids/top.html
(20)令和2年度「北海道農業をめぐる事情」(道内各地域の概要)を作成しました。
▽北海道内の各地域(札幌・函館・旭川・釧路・帯広・北見)の農業の特徴や、地域における取組事例などを紹介した資料を作成しました。また、北海道全体の「北海道農業をめぐる事情」も掲載しています。ぜひご活用ください。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/policy/jyousei/meguruzizyou_2020.html
(21)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をご覧ください。
▽「aff(あふ)」は、消費者の皆さん、農林水産業関係者の皆さん、そして農林水産省を結ぶウェブマガジンです。2月は、「見直そう!豆のチカラ」を特集しています。
下記Webサイトをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
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■□■□■□■□■< 2.現 場 の き ら 星 ☆ >■□■□■□■□■
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★今月のきら星・・・長年の夢を叶えて就農へ 山本和範さん(厚沢部町)
厚沢部町で地域おこし協力隊員をしながら、立茎アスパラガス栽培を主とした新規就農を目指している山本和範さんを紹介します。
山本さんは根室市出身、大学農学部で博士号を取得後、企業で医薬品の研究等に携わりました。しかし、学生のころから「農家になりたい」という思いを持ち続け、候補地を探していたところ、厚沢部町の就農を前提とした地域おこし協力隊員の募集をインターネットで見付け応募しました。
厚沢部町への移住の決め手となったのは役場職員の親身な対応で、山本さんを受け入れるため、農業担い手育成対策協議会(檜山農業改良普及センター、JA、厚沢部町)を中心として町内複数の農家で指導を行う体制を採りました。
2年間、様々な作物の栽培方法を学んだ上で、収益性が高く比較的取り組みやすい立茎アスパラガス栽培を中心とした営農に取り組むこととしました。
地域おこし協力隊員の活動に取り組みながら、5棟のビニールハウスを借りて立茎アスパラガスを栽培し、3月から9月までの収穫・出荷に向けた準備を進めています。本年12月の協力隊員任期終了後には、新規就農者として念願の農家となります。
就農後は少しずつ栽培面積を拡大していくことを目標に、「まず今年は立茎アスパラガスの他に、10月からブロッコリーが収穫出来るようチャレンジしていきたい」という抱負とともに、「研修でお世話になった農家や普及センターの職員が、その後も様子を見に来てくれ、皆さんの温かさに助けられている」と感謝の思いを語られました。
現在は独身ですが、一緒に農業をしてくれる「素敵な伴侶」を募集しているとのことです。皆さん、よろしくお願いします。
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■□■□■□■□■□■<3.地方参事官こぼれ話>■□■□■□■□■□■
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★今月の地方参事官・・・帯広地域拠点 遠藤 浩由
皆さんこんにちは。帯広地域拠点の遠藤浩由です。
今回は、食料自給率の話です。報道等で御存じの方もおられるかと思いますが、令和元年度の食料自給率はカロリーベースで38%となっています。昨年閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」によれば、令和12年度までにこれを45%まで引き上げることとしています。国としてはこれまで様々な対策を打っていますが、これまでのトレンドをみると、ハードルを超えるのは簡単ではなさそうです。
このような中、食料自給率をここ北海道に限ってみると、平成30年度で196%となっており、毎年200%前後を維持しています。さすが、「食料基地」北海道の面目躍如といったところです。ほかに100%を超えるのは、東北4県と新潟県の5県のみとなっています。しかも、ここ20年で200% に手が届いているのは北海道のみです。
さて、我が帯広管内である十勝地域の食料自給率(令和元年度)は、なんと1,220%と推計されています。また、全国で生産された農産物の1割は、十勝の生産物であると言う方もいます。国産は、十勝の農業者が根幹を支えていると言っても過言ではありません。わずか5,000余りの農業経営者が、都府県の20倍もの耕地面積を擁する大規模経営を円滑に行い、平均年齢が54歳と比較的若い(都府県は67歳)農業者によるたゆまない努力のたまものと敬意を表する次第です。さらに、これを支える十勝19市町村・24JAが一体となった支援も大きな力となっています。
昨年から続くコロナ禍のため、需要減に伴う価格低迷、乳製品、小豆、砂糖などの主要農産物の在庫増など、十勝農業にも影響が及んできています。今回、国による度重なる補正予算などで対応策を掲げているものの、コロナが収束しないことには出口が見えてきません。農業者の方々が倒れてしまっては、コロナ後に私たちが食べる農林水産物・食品はどうやって手に入れればよいのだろうかと思うと、コロナ禍でも頑張って生産していただいている農業者に感謝せずにはいられません。
帯広地域拠点では、農業者や関係機関の皆様へ最新の農林水産施策をお伝えするとともに、意見・要望をお聞きし、課題を共に解決する「現場と農政を結ぶ」取組をこれからも継続してまいります。
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■□■□■□■□■□<4. イ ベ ン ト 情 報 >■□■□■□■□■□■
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◯令和2年度管区OPENゼミの開催について
▽管区OPENゼミは、国家公務員を目指す方への業務説明や職員とのフリートークを通じて職場の雰囲気を体感し、業務内容の理解を深めていただくイベントです。北海道農政事務所では、オンラインによる業務説明と若手職員との座談会を行いますので、ぜひご参加ください。
3月10日(水曜日)、3月11日(木曜日)
10時00分〜11時00分:オンライン説明会
14時00分〜15時00分:若手職員との座談会
定員:各回4人
申し込み期間;3月1日(月曜日)9時00分〜3月8日(月曜日)17時00分
https://www.maff.go.jp/hokkaido/soumu/jinji/210301.html
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▽北海道農政事務所の各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の取組や身近な情報の発信などを行っていますので、ぜひご覧ください。
○札幌地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/index.html)
・地元の食材を使用したカレーの缶詰「イシカリー」
https://www.maff.go.jp/hokkaido/sapporo/photorepo/gannba/20201210_ishikari_curry.html
○函館地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/index.html)
・「コロナ禍においても輸出を拡大」
https://www.maff.go.jp/hokkaido/hakodate/photorepo/gennba/20210119_beikoku_yusyutukakudai.html
○旭川地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/asahikawa/index.html)
○釧路地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/index.html)
〈ぐるっとDoTo!〉
・【チーズ工房編】おおともチーズ工房
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kushiro/douga/otomo_ti-zu.html
○帯広地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/index.html)
・「十勝地域における農福連携推進ミーティング」を開催しました(当日映像・資料を掲載しています)。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/torikumi/20210204_noufuku.html
・馬追い運動が行われました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/huukei/20210126_umaoi.html
・国内初!大学構内に酒蔵が誕生しました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/obihiro/photorepo/gannba/20210122_hekiungura.html
○北見地域拠点(https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/index.html)
・令和2年度高付加価値化研修会「HACCP制度化対応セミナー」が開催されました。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/torikumi/koufuka_2021.html
・管内の新規就農者をご紹介します。〜東京からのIターン就農!〜
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/photorepo/torikumi/syunou_03.html
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<編集後記>
カレーが好きで、色々なカレーを食べたり作ったりするのですが、昨日は残り物のカレーを使って焼きカレーを作りました。簡単で美味しいので、皆さん作ってみてはいかがでしょうか。
(担当:佐賀井)
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◇次回は3月下旬に配信予定です。
◇北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」では、配信登録者を募集しています。ぜひお知り合いにもご紹介ください。
◇メールマガジンの配信をご希望の方はこちら
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編集・発行:農林水産省北海道農政事務所 企画調整室
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TEL:011-330-8801 FAX:011-552-0530
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