メールマガジン「事業用自動車安全通信」第519号(R1.8.30)

◆◆◆メールマガジン「事業用自動車安全通信」第519号(R1.8.30)◆◆◆

=はじめに=
このメールマガジンは、国土交通省において収集した事業用自動車に関する事故
情報等のうち重大なものについて、皆様に情報提供することにより、その内容を
他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していただく
ことを目的として配信しています。
また、自動車運送事業等における安全・安心確保に関する最近の情報等について
もトピックとして提供していますので、ご活用ください。

=目 次=
1.重大事故等情報=7件(8月23日〜8月29日分)
(1)乗合バスの車内事故
(2)乗合バスの転覆事故
(3)乗合バスの火災事故
(4)法人タクシーの転覆事故
(5)法人タクシーの健康起因事故
(6)法人タクシーの死傷事故
(7)トラクタ・コンテナセミトレーラの衝突事故

2.トピック
(1)即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀等に伴う警備協力について(新着情報)
(2)第14回「NASVA安全マネジメントセミナー」開催のご案内
(3)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について
(4)運行中の貸切バスの法令遵守状況を調査〜今年度も覆面添乗調査を実施〜
(5)夏期の多客期におけるテロ対策の徹底について

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
1.重大事故等情報=7件(8月23日〜8月30日分)
(1)乗合バスの車内事故
8月24日(土)午後2時17分頃、長崎県の国道において、同県に営業所を置く乗合
バスが乗客40名を乗せ、片側2車線の第1通行帯を運行中、第2通行帯を走行して
いた軽自動車が、急に第1通行帯に進入してきたため、当該バスは衝突を回避す
るために急制動を行った際に、立っていた乗客1名が転倒した。
この事故により、転倒した乗客が重傷を負った。

(2)乗合バスの転覆事故
8月26日(月)午後1時47分頃、秋田県の市道において、同県に営業所を置く乗合
バスが空車にて運行中、道路右側の水田に転落し転覆した。
この事故による負傷者はなし。

(3)乗合バスの火災事故
8月27日(火)午後4時30分頃、北海道の道道において、道内に営業所を置く乗合
バスが乗客15名を乗せて運行中、当該バス運転者が左側のリアタイヤ付近から炎
が出ているのに気づき、停留所に停車し、乗客を車外へ避難させ、備え付けの消
火器で消火した。
この事故による負傷者はなし。

(4)法人タクシーの転覆事故
8月23日(金)午後1時頃、愛知県の県道において、同県に営業所を置く法人タク
シーが乗客1名を乗せて運行中、交差点右折時に中央分離帯に接触し、転覆した。
この事故により、乗客1名が軽傷を負った。

(5)法人タクシーの健康起因事故
8月27日(火)午後11時32分頃、埼玉県の市道において、東京都内に営業所を置
く法人タクシーが乗客1名を乗せて運行中、当該タクシー運転者が、目的地に到
着したため停車し乗客に声をかけた際に突然意識を喪失したため、当該タクシー
は前進し、前方のフェンス等に衝突した。
この事故により、乗客と当該タクシー運転者が重傷を負った。

(6)法人タクシーの死傷事故
8月28日(水)午前2時4分頃、東京都の都道において、都内に営業所を置く法人
タクシーが乗客1名を乗せて運行中、交差点の横断歩道付近で倒れていた歩行者
をはねた。
この事故により、歩行者が死亡した。

(7)トラクタ・コンテナセミトレーラの衝突事故
8月23日(金)午前6時20分頃、兵庫県の国道において、同県に営業所を置くトラ
クタ・コンテナセミトレーラが運行中、対向の軽自動車がセンターラインを越え、
当該トラクタの前を走行していた乗用車と衝突、さらに当該トラクタとも衝突し、
弾みで当該トラクタは道路沿いの民家に突っ込んだ。
この事故により、軽自動車の運転者と同乗者の2名が死亡、乗用車の運転者と当
該トラクタの運転者の2名が軽傷を負った。

———————————————————————————————
上記7件の死傷者数計:死亡3名、重傷3名、軽傷3名(速報値)
———————————————————————————————

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2.トピック
(1)即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀等に伴う警備協力について
(新着情報)

天皇陛下の御即位に伴う儀式等につきましては、10月22日に即位礼正殿の儀、
祝賀御列の儀及び饗宴の儀(第1日)が、10月23日に内閣総理大臣夫妻主催
晩餐会が、11月14日から15日に大嘗宮の儀がそれぞれ東京都内において執
り行われる予定です。
これらの儀式等には多数の外国要人が参列することが、祝賀御列の儀には多数の
奉祝者が参列することが見込まれています。
また、これら儀式等については、極左暴力集団等による違法行為が懸念されるほ
か、我が国に対する国際テロの脅威が継続しているなど、厳しい情勢にあり、東
京都内における警戒警備の徹底はもちろんのこと、それ以外の地域においても重
要施設や公共交通機関等に対するテロ等違法行為の発生を未然に防止するため
の対策を講ずる必要があります。
このため、今般、警察庁警備局長より即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀等に伴う警
備協力について要請がありましたので、自動車運送事業関係者の皆様におかれま
しては、改めてテロ対策の徹底を図って頂きますよう、お願いいたします。

———————————————————————————————————
(2)第14回「NASVA安全マネジメントセミナー」開催のご案内
(配信日:R1.8.23)

独立行政法人 自動車事故対策機構(略称:NASVA)では、自動車運送事業
者への運輸安全マネジメント制度の普及・啓発に向けた取組の一環として、10
月9日(水)に第14回「NASVA安全マネジメントセミナー」を開催いたし
ます。
今回のセミナーでは、事業用自動車の安全対策、運輸安全マネジメントについて
の制度解説等、行政からの基調講演に加え、自動車運送事業者からは、昨今にお
ける運輸安全マネジメントを巡る大きな課題の一つである、人材不足に起因する
人材確保・定着や安全を担保する人材の育成に係る取組等についてご紹介させて
いただきます。また、特別講演として、NPO法人日本頸髄損傷Life Netより徳政
宏一氏をお招きし、「自動車事故被害者の真実」についてご講演いただきます。
本セミナーを通じ、運輸安全マネジメント制度の趣旨等の浸透・定着を図るとと
もに、安全管理体制の構築及び見直し・改善に係るヒントをご提供し、輸送の安
全性の更なる向上の機会としていただきたいと考えておりますので、是非ご参加
ください。

■第14回「NASVA安全マネジメントセミナー」
日時:2019年10月9日(水)13:00〜17:10(12:00受付開
始)
会場:東京国際フォーラム・ホールC(東京都千代田区丸の内3-5-1)
※詳細のご確認及びお申込みにつきましては、下記URLよりお願いいたします。
http://www.nasva.go.jp/news/2019/190805.html

———————————————————————————————————
(3)事業用自動車事故調査委員会の調査報告書の公表について
(配信日:R1.8.2)

今般、次の調査事案について、報告書が議決されたことを受け、当該報告書を公
表いたします。

○ 特別重要調査対象
・大型トラクタ・バンセミトレーラの衝突事故(大阪市平野区)
○ 重要調査対象
・大型トラックの衝突事故(愛知県岡崎市)
・大型トラックの衝突事故(長崎県佐世保市)
・大型乗合バスの衝突事故(兵庫県神戸市)

※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000385.html

———————————————————————————————————
(4) 運行中の貸切バスの法令遵守状況を調査〜今年度も覆面添乗調査を実施〜
(配信日:R1.8.2)

国土交通省では、民間の調査員に一般の利用者として貸切バスに乗車してもらい、
運行中の貸切バスの法令遵守状況を調査しています。
今年度も、夏季の多客期から秋季の行楽期において実施します。

※詳細については、下記リンク先をご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000384.html

———————————————————————————————————
(5) 夏期の多客期におけるテロ対策の徹底について
(配信日:R1.7.19)

夏期の多客期(令和元年7月20日〜9月1日)においては、大量の輸送需要が集中
して発生するとともに、行事、催物等への多数の人出が予想されること等から、
自動車運送事業関係者の皆様におかれましては、行事、催物等多数の人が集まり、
防御が比較的手薄なソフトターゲットを狙ったテロ事案が発生していることに
留意し、改めて夏期の多客期等において、交通機関、交通関係施設及び人出が予
想される施設等を中心に、テロ対策の徹底を図っていただきますようお願いいた
します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【メールマガジン「事業用自動車安全通信」】
発行 国土交通省自動車局安全政策課
*このメルマガについてのご意見は、< jiko-antai@mlit.go.jp >までお
寄せください。

よくある質問(配信登録の解除方法等)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/faq.html
*ご登録されたメールアドレスの変更は、配信登録を解除していただき、新た
に配信登録をお願いします。
配信登録を解除する場合は、以下のアドレスで登録解除することができます。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/stop.html

【参考】
*自動車局ホームページ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/index.html
*自動車の不具合情報はこちら
最近、自動車に乗っていたら異常発生、なんてことありませんでしたか。そ
んな時は、車検証を用意して、国土交通省「自動車不具合情報ホットライン」
に連絡です。皆様の声は、車種ごとに、ホームページ上で公開され、メーカ
ーがきちんとリコールをしたり、メーカーのリコール隠しを防ぐために活用
されます。
・ホームページ受付
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/hotline.html
・フリーダイヤル受付 0120−744−960
(平日9:30〜12:00 13:00〜17:30)
・自動音声受付 03−3580−4434(年中無休・24時間)
*自動車のリコール等の通知等があったときは!
使用されている自動車について、自動車ディーラーなどから、リコール又は
改善対策の通知が送付されたり、その対象であることが新聞等で公表された
ときは、安全・環境への影響から、その自動車の修理を行うことが必要にな
ったということです。道路運送車両法により、自動車ユーザーは、自分の自
動車が保安基準に適合するよう点検・整備する義務がありますので、忘れず
に修理を受けましょう。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

このブログの人気の投稿

国土交通省 新着調達情報メールマガジン

農林水産政策研究所ニュースNo.304(令和4年8月3日)

農林水産本省調達情報メールマガジン(役務)令和4年10月13日付